MLB興行は観衆8万人超えの大盛況! 熱狂の東京Dで際立った“異文化”に米メディアも感嘆「アメリカの野球はもっと牧歌的」

2025年3月16日(日)12時2分 ココカラネクスト

大観衆が詰めかけた東京ドームでのプレシーズンゲームは大いに盛り上がった。(C)Getty Images

 日本での“興行”は大盛況だ。ドジャースとカブスを招き、巨人と阪神がそれぞれ対決するMLBのプレシーズンゲームである。

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 大谷翔平(ドジャース)や鈴木誠也(カブス)ら5人の日本人選手が来日するとあってか、会場は3月15日に迎えた初日から大入り。阪神がカブスに3-0で完封勝ちを収めた第1試合は4万1978人、ドジャースが巨人を5-1で快勝した2試合目は4万2064人(MLB公式サイトより)を動員。単純計算で計8万4042人のファンが集結した東京ドームは、まさに劇場。日米両球界のスターの競演に酔いしれた。

 そんな大盛り上がりの日本遠征に米メディアは驚きを隠さない。カブスの地元紙『Chicago Sun Times』は「ライトスタンドに設置された巨大な旗の後ろで、バンドが各選手のチャントを先導した。打席が曲より長くなると、また最初からやり直す。間はあまり空けない」と阪神の応援団をクローズアップ。NPBなど日本では当たり前となっているトランペットなどの鳴り物を用いた応援方法を感慨深げに伝えている。

「阪神ファンの応援は実に熱狂的だ。彼らとの試合で最もクールだったのはライトスタンドだった。ドラム(太鼓)がリズムを刻み、ホーン(トランペット)がメロディーを奏でる。そしてスタジアムのファンは手拍子をしながら、プラスチック製のミニバット(メガホン)を打ち鳴らした。7回には主催者が『Take Me Out to the Ball Game』を流したことには敬意を表したいが、同じ7回に阪神ファンが歌った歌(六甲おろし)ほど活気づける効果はなかった」

 また、「アメリカの野球はもっと牧歌的で、ビールやホットドッグを片手に日差しに暖められたスタンドでくつろぐもの」とも綴る同紙は、「土曜日の東京ドームに集まった日本のファンは、すべてのプレーに熱中していた」と強調。さらに「帽子からスカート、バックパックまでコーディネートされた色鮮やかなユニホームを着た売り子たちがスタンドを歩き回った」と日本の野球観戦の文化に興味津々といった様子だ。

 日本にも素晴らしい野球文化があると米国に広める。これだけでも今回のビッグイベントは成功だと言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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