【高校野球】敦賀気比、史上3校目の春連覇なるか 昨春選抜Vメンバーが見るカギとは

3月16日(水)15時29分 フルカウント

20日開幕の春の甲子園、注目される「春連覇」

 福井に初の優勝旗を届けた高校野球100年目の春。あれから1年。史上3校目の春連覇を目指し、敦賀気比(福井)が第88回の春の選抜を戦いに甲子園にやってきた。

 15日には甲子園練習を行い、士気を高めた。昨春は準決勝の大阪桐蔭戦で松本哲幣外野手が春夏通じて初の2打席連続満塁本塁打。日本ハムに入団した平沼翔太も投打に渡る活躍を見せた。

 投打の歯車がかみ合っての優勝。重圧と期待が入り交じる中、昨年の優勝メンバーである林中勇輝主将らは連覇に向けて新たな戦いに挑んでいく。

 前回覇者は大トリだ。大会6日目の第1試合で青森山田と対戦する。昨秋の明治神宮大会の準決勝でも対戦し、破っている相手。周囲はどうしても「連覇」というキーワードに注目する。だが、林中主将は何度も何度も自分に言い聞かせるように言った。

優勝の難しさも痛感、キーとなる「気持ちの強さ」

「そう(連覇と)言われるのですが、その回(87回大会)が優勝しているだけで、僕らの代が優勝しているわけではない。そう考えていたら足をすくわれる。意識はせずに一戦一戦、気を引き締めて、ひとつずつ戦っていきたいと考えています」

 平沼らに引っ張ってもらった選抜V。自分自身も3番・ショートで5試合に出場し、貢献した。だからこその難しさも痛感している。

「昨年は平沼さんが抑えていたのもそうですが、野手陣がピッチャーを楽にしてあげよう、という気持ちが強かったように思います。大事な場面、準決勝(大阪桐蔭)、決勝(東海大四)でも気持ちの強さが出ていた。そういう風にしないと甲子園では勝っていけないと思っています」

 昨年の1回戦は奈良大付属(奈良)。エースの坂口大誠投手は大会屈指の好投手だった。それでも打線は先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点し、エース平沼は1安打完封勝利。2回戦の仙台育英(宮城)ではプロ注目の右腕だった佐藤世那投手(現オリックス)に対し、5回に2点を先制し、平沼を援護。エースはそれを守り切り、2-1で勝利した。

調子上げるエース山崎、「野手がどれだけ援護できるか」

 準々決勝は静岡に初回、平沼の先制2ランなどで2回までに3点をリード。5回に同点とされたが、9回に林中がサヨナラ打。静岡戦こそ辛勝だったが、準決勝の大阪桐蔭では序盤の松本の連続満弾で相手の戦意を喪失させ、11-0で大勝。決勝は東海大四に苦戦したが、1-1の同点の8回に松本の決勝ホームラン。苦しい時に打者陣が救ってきた。

 そのような戦い方のできるチームが優勝すると林中は肌で感じているからこそ、「甲子園はそう甘くはない」と気を引き締める。一方で今大会屈指の好投手と評される敦賀気比の山崎颯一郎投手の調子は上がっているようだ。

「僕たち相手に投げたりしているので(対戦してみて)調子は上がってきていると思います」と林中。直球やスライダーのキレも増している。

「野手が援護できるバッティングがどれだけできるかだと思います」

 自分たちの足元をしっかりと見つめることができているチームは、今年も強さを発揮しそうだ。

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