“最小”で最強の王者バルサ、3月11日の試合は平均身長約175cmに。

3月16日(金)10時52分 ナリナリドットコム

昨年12月に日本で開催されたクラブW杯でも圧倒的な強さを見せ、“世界No.1”の称号を得たバルセロナ。今年のリーグ戦ではレアル・マドリードに後塵を拝しているが、欧州No.1クラブを決定するチャンピオンズリーグではすでにベスト8に進出し、優勝の座をうかがっている。そんな強豪バルセロナについての分析記事が先日、中国メディアにより発表され、同国内でちょっとした話題を呼んでいるようだ。

中国スポーツメディアの新浪体育などによると、3月11日に行われたリーグ第27節の対ラシン戦、この日のバルセロナは“史上最小”布陣で臨んでいた。先発メンバーリストを確認すると、169センチのメッシ選手とペドロ選手を筆頭に、170センチのシャビ選手やイニエスタ選手らが名を連ね、その平均身長は175センチそこそこ。先発メンバーの中で180センチを超えていたのは、GKのバルデス選手(183センチ)、MFのブスケツ選手(189センチ)の2人だけだった。もともと世界の強豪クラブと比べても、バルセロナは選手の平均身長が低いと言われてきたが、この日のメンバーは同クラブ史上でもかなり“低い”部類。実際、グアルディオラ監督自身も試合後の会見で平均身長の低さを認めていたほどだ。

興味深いのは、一般論として高さが要求されるDF陣に、180センチを超える選手が含まれていなかった点。バルセロナはラシン戦で3-4-3システムを採用したが、DFはプジョル選手(178センチ)、アウベス選手(173センチ)、マスチェラーノ選手(174センチ)の3人で、平均すると175センチだ。一方、対戦相手ラシンのDF陣の平均身長は184センチで、実に9センチの差がある。もちろん、サッカーは身長で争うスポーツではないが、だからと言って巨漢ひしめく欧州のサッカー界では、まったく無視できる要素とも言い切れない。それだけバルセロナの強さが別の部分に由来している証拠とも言えるだろう。

また、同メディアが参照した2011年の統計によると、バルセロナは平均身長において“欧州最小チーム”と紹介されている。その統計によれば、欧州で最も平均身長が高かったチームはオーストリアリーグのマッテルスブルクとウクライナリーグのヴォリン・ルツク(ともに186.68センチ)。各国のリーグ平均身長ではチェコ(183.29センチ)、ドイツ(183.20センチ)、デンマーク(183.00センチ)の順に高く、逆にフランス(180.26センチ)、スペイン(180.68センチ)、キプロス(180.94)の順に低かった。もちろん選手の入れ替わりがある以上、こうしたデータは今後変動する可能性はあるが、現時点でのバルセロナの平均身長は、スペインリーグの平均身長にも満たないということは覚えておいても良さそうだ。

とは言え、バルセロナもかつては高身長だった時期もある。グアルディオラ監督の前任であるライカールト監督時代は、ロナウジーニョ選手(182センチ)やアンリ選手(188センチ)、ヤヤ選手(191センチ)、アビダル選手(186センチ)ら比較的高身長のメンバーを揃えていた。それが現在のグアルディオラ監督に代わり、一時はイブラヒモビッチ選手(195センチ)やチグリンスキー選手(190センチ)など高身長の選手を獲得するも、結局、バルセロナのサッカースタイルに馴染めず(イブラヒモビッチ選手の場合は監督との確執とも言われているが)、1年程度でチームを去ることに。また同監督は前出のアンリ選手やヤヤ選手、マルケス選手らチームで比較的高身長だった選手を次々と放出。現在の“身長が低い”バルセロナのスタイルを誕生させたとしている。

平均身長が低くとも、現在のバルセロナが圧倒的な強さを誇っているのは誰もが認めているところ。よくサッカー界では“バルセロナに学べ”との言葉が聞かれるが、今回の分析記事は、身体の大きさが必ずしもサッカーの強さには繋がらないという定説を、改めて証明した内容と言えそうだ。


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