【名古屋vs川崎プレビュー】リーグ無敗の名古屋は昨季王者に力試し…前監督に挑む川崎は疲労が懸念

3月16日(金)18時5分 サッカーキング

川崎MF谷口彰悟は、大学時代、そして川崎での恩師である風間八宏監督が率いる名古屋との対戦を迎える [写真]=J.LEAGUE

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■名古屋グランパス リーグ無敗を維持も選手層を試される時



【プラス材料】
 ルヴァン杯をサブ組で戦い、主力組の温存に成功していることは一つ良い部分。湘南戦で負傷したDFホーシャの代役として、DF櫛引一紀が良いプレーを見せたことはチームにとっては朗報だ。その試合ではDF藤井陽也も好プレーを見せたが、さすがにJ1王者に対して17歳を2人並べる可能性は低い。FW押谷祐樹もインサイドハーフとして安定したプレーを見せ、評価を上げた印象。体調不良のMF長谷川アーリアジャスールの経過が分からない中では、彼かMF青木亮太がその穴を埋める活躍を期待されるところだ。

 現在リーグ無敗の成績を保っていることはチームに自信を与えており、ホームゲームの雰囲気も過去にないほど熱狂的。名古屋にとっては力試しの側面もある一戦だが、臆せず立ち向かえるだけの確信はすでに彼らの中にある。

【マイナス材料】
 マイナス要因は負傷などによる離脱者の多さだ。公式にリリースされているのは内転筋を痛めたFW玉田圭司だけだが、湘南戦を体調不良で欠場した長谷川、その代役として積極性を見せたMF八反田康平も試合中に負ったダメージが気掛かりなところ。ホーシャの出場も微妙なところで、早くも名古屋は選手層を試される事態に陥っている。

 今季はチーム始動からかなりメンバーを固定してきたが、そのグループと同じかそれ以上の連動感をもってプレーできるかに注目が集まる。

文:今井雄一朗

■川崎フロンターレ 海外遠征帰りの正念場、前指揮官に“恩返し”を



【プラス材料】
 14日、ACLでの戦いを終えて、チームはオーストラリアから帰国。15日の練習で主力組はリカバー中心で切り上げた。現時点で、どういうメンバー編成になるかは読めないが、リーグ前節のG大阪戦で途中交代し、遠征を回避したMFのE・ネットは練習に合流。同じく遠征に帯同しなかったMF中村憲剛も問題なくプレーしており、出場に支障はなさそうだ。数少ない、中盤でのフレッシュな存在であるため、両者のプレーには期待が掛かる。

 名古屋を率いるのは風間八宏前監督。リーグ王者として真っ向勝負で挑みながら、相手の隙を突くような試合巧者ぶりも見せたいところ。筑波大時代から薫陶を受けていたMF谷口彰悟は、「恩返し完封、狙っていきたいですね」と話す。セットプレーでの得点力もあるだけに、前指揮官の前で、恩返し弾を見せたいところだ。

【マイナス材料】
 名古屋との相性は良く、過去10戦でわずか1敗のみだ。ただ現指揮官の元でスタイル自体を変貌した相手となると、どういう展開になるかは未知数でもある。両者の攻撃的なスタイルを考えても守り合う展開にはならないはずだ。

 FWのジョーやMFのG・シャビエルといった攻撃陣をどう対処するのか。個の能力に長けた彼らにチャンスを作らせないためには、こちらがボールを握り続けること。そして前節のG大阪戦でも見せた、攻守の切り替えの徹底、そして最後まで集中を切らさないことが重要となる。

 ルヴァン杯でターンオーバーした名古屋と比べると、コンディション面は不安要素だ。事実、昨年のリーグ戦で喫した4つの黒星のうち、3敗がACL直後に行われた試合である。海外遠征帰りで敵地に臨むこの一戦も、苦戦は必至だろう。チームにとっては正念場となる。

文:いしかわごう

サッカーキング

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