怪我から復帰した久保建英への評価は?「お粗末」と辛口の一方、先制点関与は「非常にクレバー」

2024年3月17日(日)16時10分 ココカラネクスト

チームは勝利したものの、久保自身はまだ本調子とはいかないようだ(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英は、現地時間3月15日(日本時間16日)に行われたラ・リーガ第29戦のカディス戦にスタメン出場。ホームで2−0と勝利した一戦で、4−3−3フォーメーションの右ウイングで66分までプレーした。

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 負傷明けでリーグ3試合ぶりの先発となった久保は、立ち上がりこそ攻撃に関わる回数が限られたものの、23分にはペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるなど、徐々にプレーテンポを上げていく。すると28分のCKではキッカーを務め、相手の隙を突いてクイックリスタート。ミケル・オヤルサバルへつなぎ、最後はミケル・メリーノが決めた先制ゴールの起点となった。

 先取点のシーンについて、スペイン紙『MARCA』は「戦略的な動きとチームメイトの遊び心のおかげで、メリーノがリードをもたらした」と綴り、レアル・ソシエダの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は「久保が素早いCKでカディス守備陣の意表を突き、オヤルサバルのアシストからメリーノがミサイルを突き刺す」とレポート。どちらも、久保のクレバーなショートコーナーを称えている。

 後半に入ると久保は、49分にブライス・メンデスとのワンツーで右サイドを打開。その後も何度かボールを受けたが、トラップの瞬間に厳しく寄せてくる相手の徹底マークに苦しみ、目立ったチャンスに絡めないまま66分に交代で退いた。

 先制シーン以外は低調なパフォーマンスに終わった久保への評価は厳しい。スペイン大手紙の『MUNDO DEPORTIVO』は「チームへの復帰戦となったこの日本人の試合は、実にお粗末なものだった」と辛口で、同国メディアの『ELDESMARQUE』は採点「5」を与えて次のようにプレーを振り返った。

「この試合では身体の不調を克服したばかりだった。ここ数試合、苦戦を強いられている日本人選手は、今日は最高の出来ではなかった。しかし、先制ゴールの場面では、カディス守備陣が混乱している時にコーナーキックを利用し、非常にクレバーなプレーを見せたことは特筆すべきだろう」

 先制点関与については『MUNDO DEPORTIVO』も「トリッキーなアクションがゴールと勝利に結びついた」と賛辞。また「アジアから帰ってきて、もっとパワーアップし、もっと良い判断ができるようになることを期待したい」とも伝えている。この試合を最後に日本代表へ合流する久保へ、復調を待ち望むエールだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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