“スパーズは俺が倒す!”バスケで汗を流した香川、ELでスタメンなるか

3月17日(木)10時52分 フットボールチャンネル

レクリエーションの意味合いが強いミニ・ゲーム

 ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦2ndレグにおいて、ドルトムントはトッテナムと対戦する。ホームでの1stレグでは3-0と快勝しているだけに、練習では選手たちに自信も感じ取れる。マインツ戦でゴールを決めた香川真司は、バスケットボールを取り入れたトレーニングでも“ゴール”を決めた。スタメン奪取のためにも試合で活躍したいところだ。(文:本田千尋)

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 ちょうど1週間前とは、対照的な空気が流れていた。2016年3月15日、ドルトムントのブラッケル練習場では、17時頃からBVBのトレーニングが始まる。

 日が差し込む練習場で、ドゥルムが1人で黙々とランニングを続けている。13日に行われたブンデスリーガの第26節マインツ戦で、大腿に打撲を受けたドゥルムは前半のみの出場だった。後半からは、代わってピシュチェクが出場している。

 17日にはヨーロッパリーグ、ラウンド16の2ndレグ、対トッテナム戦が控えている。しかし、ドゥルムが無理をする必要はないだろう。10日にホームで行われた1stレグは、既に3-0で勝利している。もちろんアウェイであることを考えれば油断は出来ない。

 しかし、ドルトムントは後半戦に入ってここまで13戦無敗であり、1試合につき1失点以上を喫したことがない。そして1失点をしたのも3試合のみである。

 そうしたチームの安定したパフォーマンスを考えれば、ドゥルムといった特定の誰が出る、出ないに関わらず、ほぼ危なげなくトッテナムとの第2戦を終えて、ベスト8への進出を決めるのではないだろうか。

 15日の練習のメニューは、まさにそのBVBの“自信の現れ”とでも呼ぶべきものだった。中心となったのは、レクリエーションの意味合いが強いミニ・ゲームである。

 ドゥルムに遅れておよそ30分後、オーバメヤン、ベンダー、またビュルキ、バイデンフェラー、ボンマンのGK組を除くドルトムントのメンバーが姿を現した。足に打撲を抱えていたギュンドアンも練習に復帰する。

 2組が2チームに分かれ、リフティングでゴールを目指すゲームと、バスケットボールを行う。香川真司は、ロイス、シャヒン、カストロらと同じ組に入った。その4人はビブス無し組、パク、ピシュチェク、シュメルツァー、ライトナーが赤ビブス組、そしてソクラティス1人が、青ビブスである。

華麗にゴール下からシュートを決めた香川

 バスケットボールは、実際の競技用のゴールが置かれた。BVBの選手達が手を使い、ボールを突く。ドリブルで進む。シュートを打つ。リングに弾かれる。リバウンドを取る。意外にと言っては失礼だが、普段は足を使う選手達も、バスケットボールが上手い。明るい声が練習場に響いた。誰もがバスケを楽しんでいる。

 監督トゥヘルも含めて、全体的にリラックスした雰囲気だ。ちょうど1週間前の1stレグを前にした時のような、ピリピリした様子もなければ、具体的な戦術のトレーニングもない。

 攻守の切り替えということを考えれば、バスケットボールは理にかなったメニューと言える。それでも戦術面の強化というよりは、連戦の疲労を考慮したメンタル面のリフレッシュの要素が強く感じられた。

 リラックスの中でも、攻守の切り替えといった最低限のところは押さえておく、といったところだろうか。香川も華麗にゴール下からシュートを決めるなど、仲間達とバスケに興じた。

 リフティングでゴールを目指すゲームと、バスケットボールを1本ずつ10分こなして、15日のBVBのトレーニングは終了となった。

 青ビブスを着た香川、ムヒタリヤン、ソクラティス、赤ビブスを着たライトナー、パク、ラモスは残って輪になり、リフティングでパス交換をした。それも10分程のことで、笑顔が絶えなかった。

 17日のトッテナム戦では、純粋にコンディション面が考慮されてメンバーが選ばれるのではないだろうか。

 いずれにせよ、ドルトムントは着実にベスト8への進出を決めるだろう。それだけの自信が、15日の練習には、備わっていた。

(文:本田千尋)

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