パリ五輪世代の初陣へ! U-21日本代表の大岩監督が求める逞しさ

2022年3月17日(木)19時8分 サッカーキング

U-21日本代表を率いる大岩剛監督

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 日本サッカー協会(JFA)は17日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されるドバイカップU−23に出場するU−21日本代表メンバーを発表した。

 2024年に開催されるパリ五輪を目指すU−21日本代表は、昨年12月に大岩剛監督が就任。今月7日〜9日にはトレーニングキャンプを行っていたが、新体制では初となる国際試合に臨む。

 メンバー発表後に行われたオンライン会見に出席した大岩監督は、ドバイの地でリーグ戦の合間の1週間に3試合と、過密日程の中で行われる今大会を通じて、選手たちには「逞しさとタフさ」を求めつつ、「グループとして戦っていく上での戦術理解を進めていきたい」との考えを示した。

 かねてより招集したいと語っていた海外組に関しては、GK小久保玲央ブライアン(SLベンフィカ/ポルトガル)、DF内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)、MF斉藤光毅(ロンメル/ベルギー)の3選手を招集。大岩監督の下で初めてプレーする小久保については、他の選手たちとの理解を深める期待にしつつ、「海外での経験をしっかりとチームに落とし込んでもらえれば」との思いを口にした。

 また、ブンデス2部でデビューしたばかりの内野に関しては「手薄なポジションんでもあるので、彼のプレーぶりも評価した上で参加を要請した」と、サイドバックを主戦場とする同選手に注目。各年代の日本代表で活躍し、2021年からベルギーの地でプレーしている斉藤にはついては、今年に入ってからコンディションが上がっているとの見解を示し、「この世代の中心として、リーダーとしてチームに加わって欲しい」と、大きな期待を寄せた。

 さらに、高卒で開幕スタメンの座を勝ち取るなど、能力の高さを示し続けているFC東京のMF松木玖生についても言及。U−18代表監督を務めていたときからサッカーに対する姿勢を含めて注目していたという同選手について、大岩監督は「彼の姿勢や発言がチームを高いレベルに引っ張ってくれると期待している。レベルの高いプレーを見せ続けるタフさも備わっていると思うので、そういうところも期待したい」とコメント。ピッチ内外での影響力の大きさにも着目していた。

 今回招集した選手たちには「肉体的にも精神的にもタフであって欲しい」と語り、「アジア予選も含めて過密日程の中での戦いになるので、選手としても、チームとしても、グループとしてもタフでないといけない。そこは大前提として、選手たちには訴えていきたい」と主張。個人としてもチームとしても、逞しさを求めていくことを強調した。

 そして、招集されなかった選手たちへのメッセージを求められた指揮官は「この世代がゴールではないし、A代表を目指しながら日々努力してもらいたい」と前置きしつつ、「技術的にも個人戦術的にも、メンタル的にも、いろんな面でタフな選手であってほしい。そういう選手であれば、必然的にこのグループに入ってくると思うし、年代、国内外問わず、どのカテゴリーで活躍している選手も、そういう姿勢で日々臨んで欲しい」とエールを送った。

  ドバイカップU−23は3月23日(水)から同29日(火)にかけて開催され、日本など10カ国が参加。日本は23日にU−23クロアチア代表と、26日(土)にはU−23カタール代表と対戦し、29日に順位決定戦が行われる。

サッカーキング

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