雑音なんの!巨人・オコエ瑠偉が開幕スタメン一直線 現役ドラフトの成功例になれるか

2023年3月18日(土)11時18分 ココカラネクスト

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 まるで別人−、と言えなくもないでしょうか。

 現役ドラフトで楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手(25)のことです。3月16日、ソフトバンクとのオープン戦(PayPayドーム)では「1番・左翼」でスタメン出場すると、4打数1安打1打点の活躍で、これで13試合連続ヒット。オープン戦の打率も3割8分5厘(いずれも16日時点)と開幕スタメンの最有力候補に躍り出ているのです。

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 巨人担当歴の長いスポーツ紙の記者が言います。

「巨人の外野陣はライトが丸、センターが新外国人選手のブリンソンでほぼ当確。残るレフトは激戦区だったけれど、昨季打率2割7分3厘、23本塁打を放ったウォーカーが今年はオープン戦の打率が1割にも満たず、首脳陣も頭を抱えています。このままならオコエが『1番・左翼』で開幕スタメンに名を連ねる可能性は大でしょう」

 史上初の現役ドラフトで楽天から巨人への移籍が決まった「未完の大器」。しかし、そのスタートは必ずしも順風満帆ではありませんでした。

「1月に一部週刊誌が、反社が主催する宴会に出席していたと報じたのです。しかしこれは同情の余地がある。知人、中でもお世話になった先輩から声がかかり、会合に顔を出すことはどんな社会人でもあるでしょう。そんな時、『反社じゃないでしょうね?』なんて、わざわざ確認取らないじゃないですか。それを『失策』と捉えるのは、可哀想ですよ」(前述のスポーツ記者)

 そんな喧騒にも負けることなく、キャンプとオープン戦で潜在能力をアピール。新天地での活躍に誰よりも期待しているのは、あの原監督だという情報も伝わってきます。

「宮崎キャンプが始まって間もない頃、マンツーマンで打撃指導をしていました。並々ならぬ期待が伝わってきましたね。原監督は1番打者を『雑誌の表紙のような、チームの顔のような存在』と言います。そしてV奪回に向け、それをガラッと刷新したがっている。『1番・オコエ』は生まれ変わる巨人の象徴として、実力至上主義の中で誰もがレギュラーを取れるということの証明としても、メッセージ性が高いんです」(前述の記者)

 例年なら3月下旬に差し掛かったこの時期に開幕ですが、今年はWBCのために3月31日とやや遅め。その間に「魔法」が解けなければいいのですが…。

 リードオフマンとして、走攻守三拍子そろったプレースタイルで、東京ドームに新風を巻き起こしてくれそうです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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