「すっかり打ちひしがれていた」新人ハジャー、デビューGPは悔しい“0周”リタイヤ 涙を流す姿にマルコ顧問は辛辣コメント 「大げさな泣き芝居」

2025年3月18日(火)16時30分 ココカラネクスト

ハジャーはフォーメーションラップ中にまさかのミスでリタイアとなった(C)Getty Images

 ルーキーの悔しいデビュー戦に対する、首脳陣の反応が伝えられている。

 3月16日に行われたF1開幕戦オーストラリアGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーはフォーメーションラップ中にクラッシュ、スタート前にリタイヤという結果に終わった。ウェットコンディションの中でスピン、ウォールに激突しリヤウイングを壊してしまい走行不可能に。自らのミスにより、予選11位スタートの好機もふいにし、最初のレースを終えている。

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 その後、ハジャーはヘルメットのままうつむき、何度も目元に手を当てピットまでの道のりを歩いていた。希望に満ちたF1デビューGPで、これ以上ないほど厳しい経験を味わったハジャー。レース直後の表情を、英メディア『PLANET F1』でも報じており、さらには、下部組織時代から見守ってきたレッドブルのヘルムート・マルコ顧問、クリスチャン・ホーナー代表のコメントも紹介している。

 同メディアは、20歳の豪州GPの内容を伝えるトピックの中で、「ハジャーの一日は終わり、パドックへ戻ると涙を流し、すっかり打ちひしがれた様子だった」「その場に居合わせたルイス・ハミルトンの父、アンソニー・ハミルトンが彼を慰める姿も見られた」などと回想。またハジャー自身が、「ただただ恥ずかしいし、チームに申し訳ない」と語っていたことなども記している。

 また、ホーナー代表はハジャーの予選の内容を称賛。「週末を振り返れば、フリー走行や予選ではとても良いパフォーマンスを見せていた。その点をポジティブに捉えるべきだと思う」と語っており、他には、「これからまだまだ明るい未来が待っているよ」として、慰めの言葉も発せられている。

 その一方で、グループの重鎮であるマルコ顧問はシビアな言葉を残したようだ。豪放送局『ORF』のインタビューにおいて、ハジャーの涙にくれた姿には「大げさな泣き芝居」と切り捨て、さらには「ちょっと恥ずかしいね」などとコメントしていたという。

 華やかなトップカテゴリーでの第一歩を、厳しい洗礼の中で刻むこととなったハジャー。首脳陣からの評価を上げるためには、2戦目以降、予選、決勝の走りで自身の実力を示していくしかない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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