【高校野球】今年のセンバツは“左腕の春”に? プロも注目する逸材がズラリ

3月18日(金)11時49分 フルカウント

今年は宝庫? プロも注目する左腕の春

 2016年、いよいよ球春到来。プロ野球開幕より前に、例年より早く第88回センバツ高校野球が開幕する。各校とも甲子園練習が始まり、着々と本番モード。21世紀枠対決あり、伝統校対決ありと話題性に富む今大会。注目すべき点にハイレベルな左腕が多いことが挙げられる。

 左投げは、右投げに比べて絶対数が少ない。そのため、チームにとって貴重な存在となる。ボーイズやシニアなど中学レベルで能力の高い左腕がいると聞けば、強豪校は取り合いになるほどだ。プロでも左腕投手は重宝され、いつの時代も必要とされている。まずは今年のセンバツに出場するプロ注目の左腕を紹介したい。

○高橋昂也(花咲徳栄・埼玉、3年)181センチ、83キロ

 17日の練習試合・大商大堺戦では3安打完封と開幕に向けて調子が上がっている。直球は150キロ近いスピードを誇り、カーブ、フォーク、ツーシームなど多彩な変化球で三振の山を築く。秋の公式戦では48イニングを投げ、55奪三振。防御率は1・50。昨夏の甲子園でも登板し、優勝した東海大相模(神奈川)に敗れている。大会4日目の第3試合で優勝候補の一角で九州大会王者の秀岳館(熊本)と対戦する。

○高山優希(大阪桐蔭・大阪、3年)180センチ、72キロ

 こちらも150キロの直球を投げる好投手。秋の公式戦では10試合に投げて6完投。防御率は1・84と安定感は抜群。昨年の明治神宮大会では神宮球場で自己最速(145キロ)を更新するなどスピードは魅力。ただ球速にそこまでこだわりはなく、常勝の大阪桐蔭のエースらしく、テンポよくチームを勝利に導くことが大前提。こちらもドラフト上位候補としてスカウトが目を光らせる。

緩急と制球力、強心臓の左腕も

○内池翔(桐生第一・群馬、3年)177センチ、67キロ

 かつては1999年に左腕エース正田樹(元ヤクルト)を擁して日本一になった同校にまたしても全国区になれる左腕が現れた。上記の2投手と違いスピードは130キロ台だが、しなやかな腕の振りから緩急と制球力で勝負。スライダーやカーブを織り交ぜて、的をしぼらせない。秋の大会も9試合、60回2/3を投げて、59奪三振。1イニングに1度は三振を奪い、リズムを作っていく。

○鈴木昭汰(常総学院・茨城、3年)175センチ、76キロ

 昨年の春に続き、選抜に戻ってきた。小柄ながらキレのあるストレートにコントロールのいい変化球。内角にどんどんついていく強心臓のエースである。中学時代には15歳以下の日本代表にも選ばれたこともあるなど経験豊富。2年生だった前回よりも責任感と体力は大幅アップしており、まだまだ伸びしろがある。今秋のドラフト候補。

○松山仁彦(東邦・愛知、3年)177センチ 73キロ

 主戦投手はプロ注目右腕の藤嶋健人投手だが、外野手の松山も好投手左腕。スライダーを武器に、相手打線を翻弄。秋の公式戦は6試合に投げて、防御率は0・36と抑えている。藤嶋の陰に隠れて、投手としての存在感は薄いが力のある投手。

センバツ出場を逃したチームにも注目左腕が目白押し

 その他にもセンバツ出場組では木更津総合(千葉)の早川隆久投手(3年)、龍谷大平安(京都)のエース・市岡奏馬投手(3年)、小豆島を支えるエース・長谷川大矩投手(3年)ら左腕エースの存在がチームの勝利のカギを握る。

 今回、惜しくも甲子園出場を逃した学校にもプロ注目左腕が目白押し。

 東京・二松学舎大付属の左腕で、1年夏から甲子園を経験している大江竜聖投手も148キロを投げるなど自身の球速はアップしている。近畿代表に選ばれなかった報徳学園(兵庫)のエース・主島大虎投手や履正社(大阪)でこちらはドラフト1位候補といわれる寺島成輝投手らも、全国トップクラスの左腕の称号と夏の甲子園出場を手にいれるべく、練習に励んでいる。

 聖地で迎える春、悔しさを力にしようと努力を続ける春と、それぞれの立場は異なるが、左腕投手たちのこれからのハイレベルな競演を期待したい。

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