IOC、東京五輪の予定通り開催を強調「4カ月以上前に抜本的な決断は必要ない」
2020年3月18日(水)2時42分 サッカーキング
世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、スポーツ界にも大きな影響が出ている。17日には、東京五輪前に開催される予定だったEURO2020が来年の夏に延期されることが発表された。サッカーだけではなく、東京五輪の予選などの大会が延期や中止を余儀なくされている。
だが、IOCは「東京オリンピックの開催に向けて変わらず全力を尽くしていきます。大会まで4カ月以上ある現段階で抜本的な決断の必要はなく、この時期の憶測は逆効果です」と東京五輪を予定通り開催する方針を改めて強調した。
さらに、「この状況は世界中にとって異例なものであり、この危機に影響を受けた人々の快復を祈っています。我々は、ウイルスを食い止めるために全力を尽くしている社会全体と連帯していきます。COVID-19(新型コロナウイルス)に関する状況は東京オリンピックの準備に影響を及ぼしており、その状況は日に日に変化しています」と続け、「世界中の機関が取り組んでいる多くの対策によってCOVID-19の状況が収束されることを確信しています」とコメントした。
また同サイトによると、安倍晋三首相は、「人間が新型コロナウイルスに打ち勝てる証明として、オリンピックとパラリンピックを完全な形で開催したい。G7の支持も得ている」と話したという。IOCのトーマス・バッハ会長は「東京オリンピックに向けた準備に関わるすべての人々の健康と安心が一番の優先事項です。アスリートやコーチ、サポートチームの安全と利益を守るためにすべての対策を講じています」と話している。