EL逆転勝利にウェストハムMFライスが喜び「ここで過ごしてきた中でも最高の夜」

　ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスがセビージャ戦の勝利を喜んでいる。

　ウェストハムは17日、ヨーロッパリーグ（EL）ラウンド16でセビージャと対戦。ホームのウェストハムが1−0でリードして90分を終え延長戦に突入すると、112分、ウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコのゴールが決勝ゴールとなりウェストハムが劇的勝利。満員の観客の前で準々決勝にコマを進めた。

　この試合に先発出場を果たしたライスは「なんて夜なんだ！　なんて夜なんだよ！ 僕らが待ち望んでいたスペシャルなヨーロッパの夜だ。ファンも素晴らしかったし選手もすごかった。おそらく、今シーズンで最高のプレーだったと思う。バッジの意味を理解し、すべてを捧げ、すべてを出し切った。それが結果につながったね」とコメント。

　さらに同選手はこれまで6度もELを制したセビージャを下しての8強進出について改めて喜びをかみしめている。

「言葉が出てこないよ。ピッチを歩きながら噛みしめている。ウェストハムのファンを愛しているよ。彼らはこのクラブをとても大切に思っている。彼らは100パーセントを要求し、それができれば、仲間として扱ってくれるんだ。今夜、ピッチに立つことができたのは特別なことだった」

「リヴァプール、スパーズ、チェルシーなどを相手にビッグゲームでプレーしたこともある。でも、ヨーロッパでは、この試合を超えることはできないだろうね。（ファーストレグで）0−1で負けて、セビージャがいいチームだということは分かっていた。でもファンやピッチ上のクオリティを考えれば、今日は行けると思ってたんだ！　今夜はウェストハムで過ごしてきた中でも最高の夜だよ」

　また、これでウェストハムは8強進出。今後抽選会が行われるが、優勝候補セビージャを下し自信を持っているようだ。

「対戦相手は誰だっていい。選手たちは皆、そう思っていると思う。ここまで来るのは大変だった。どうせ優勝するのなら全員を倒さなければならないんだし、どうなるか見てみよう。怖い相手はいない。セビージャもおそらく優勝候補だっただろう。僕らはどこに行っても結果を出せる。ここまで来たチームは、やらなければならないと分かっているんだ」