【米国はこう見ている】MLBで“大事件”!? 息子のロッカー立入禁止に激怒→引退表明→同僚も激怒

3月19日(土)10時30分 フルカウント

前代未聞の事態、選手激怒で試合ボイコット寸前、強化責任者がクラブハウス出禁に

 ホワイトソックスのアダム・ラローシュ内野手が、スプリングトレーニング中のクラブハウスへの家族の立ち入りを部分的に禁止するクラブ側の措置に激怒し、引退を発表するという“事件”が起こった。これを受け、選手側がフロントに猛抗議したことで、強化責任者がクラブハウスから出入り禁止処分となる異常事態に発展している。米地元テレビ局「CBSスポーツ」が報じている。

 ラローシュは年俸1300万ドル(約14億5000万円)の1年の契約期間を残しながらも引退を発表した。理由はクラブハウスにロッカーもあるほど大事にしていた14歳の息子ドレイク君が、強化責任者のケニー・ウィリアムス氏から部分的な立ち入り禁止処分を受けたこと。記事によると、ラローシュは移籍時に家族のクラブハウスへの立ち入りを契約書に入れていたという。

 すると、チームメートからも愛されていたラローシュ家に対するクラブ側の決断に、選手たちが激怒した。16日のオープン戦でボイコット寸前までに事態は紛糾したといい、ロビン・ベンチュラ監督がなだめて何とか試合開始を迎えることができたと伝えられている。

エース左腕もクラブ批判、「信じていた人間から厚顔の大嘘をつかれていた」

 だが、選手の怒りは収まっていないようだ。記事では、クリス・セール投手がウィリアム氏の行動に激怒していると言及。エースは以下のように怒りをぶちまけたという。

「嘘っぱちだ。我々が信じていた人間から厚顔の大嘘をつかれていたんだ」

 シカゴ・サンタイム紙のダリル・ヴァンショーウェン記者は、変則左腕が憤怒している様子を、自身のツイッターでレポートしている。

「セール曰く、KW(ウィリアム氏)は選手に監督がドレイクについて文句を言っていると話していた。そして、監督には選手から苦情が出ていると話していた。ここにきて、オーナーからの苦情だったと話している」

 ヴァンショーウェン記者によると、セールは強化幹部に対する批判をメディアに大展開。自分のロッカーにラローシュのユニフォームを2着掲げるなど、フロントの対応のまずさを糾弾し、一歩も引く様子はないという。記事によると、選手会にも今回のラローシュ問題の調査を依頼するなど、スプリングトレーニング中のメジャーを揺るがすほどの大事になっている。

 昨季、打率2割7厘、12本塁打、44打点と不発だったラローシュの奮起を促すためのクラブ側の働きかけは、大事な戦力を引退させ、エースを激怒させるという悲惨な顛末となっている。

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