飛び交う英語も成長の要因!? 初出場・小豆島が掲げるボトムアップって何?

3月20日(日)20時18分 フルカウント

小豆島に根付く独自の練習法

 選抜高校野球が20日に開幕。釜石(岩手)との21世紀枠対決で注目される初出場の小豆島(香川)は、大会2日目(21日)の第1試合に登場する。選手17人。全員が小豆島出身。試合には島民がバスやフェリーで応援に駆け付ける予定でフィーバーは必至だ。エース左腕・長谷川や主将の樋本を中心に初の甲子園に乗り込んできた。

 同校にスポットライトが当てられた要因の一つは、独自の練習方法だ。練習メニューは自分たち選手が決め、それを実践する。練習メニューを決めるだけでも30分以上かかることも多く、監督が決めたことも部員たちが必要ないと判断すれば行わないこともあるという。

 これを「ボトムアップ」と呼んでいる。上(監督・部長ら指導者ら)が部員に指示するトップダウンではなく、その対義語に当たる言葉。意見を吸い上げていくやり方だ。小豆島ではこの方法を取り入れると選手たちに自主性が生まれ、成長につながっいった。

 高校野球界では聞きなれない言葉ではあるが、これは広島・安芸南高校サッカー部の畑喜美夫監督が提唱した理論だ。広島観音高校サッカー部をインターハイ優勝に導いた時にボトムアップ理論で戦い抜いた。

英語のフレーズを使用する小豆島

 現在、サッカー界だけでなく、ビジネスの世界でも多く採用されるようになり、知れ渡っている。それを小豆島のサッカー部も取り入れ、強化につなげた。同様に野球部でもサッカー部をまねて、やり始めた。コミュニケーションも積極的に取るようになり、協調性も生まれるメリットもある。選手たちの個々の成長が甲子園切符につながったといっていい。

 また、小豆島には他にも英語のフレーズを使用する。

 キャッチボールは「プレイキャッチ」と呼び、ノックは「ファンゴ」。アメリカの野球ではそのように呼んでおり、キャッチボールもノックも日本式の言葉。よりベースボールを意識している。キャッチボールは普通に始めずに下から投げたり、股の下から投げてみたり、いろいろ考えている。一見、ふざけているようにも見えるが、あらゆる状況でスローイングができるようにという、これも選手の自主性により考えられた手法だという。

 小豆島ベースボールの基盤となっているのは「エンジョイ・ベースボール」。楽しむことを忘れずに甲子園までやってきた。猛者たちが集結する全国大会でそのやり方がどこまで通用するのか、注目である。

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