侍ジャパン、吉田正尚の3ランホームランに米記者も興奮「なんという瞬間なんだ」

2023年3月21日(火)11時25分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 侍ジャパンが3月21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝・メキシコ戦を迎え、吉田正尚が劇的な同点3ランホームランを放った。

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 3点ビハインドで迎えた7回裏、二死走者なしから2番の近藤健介がライトへヒットを放つと、続く3番・大谷翔平が四球を選び、連続出塁。二死1、2塁、一発が出れば同点のチャンスで日本の4番・吉田正尚に打席が回る。吉田はこの回途中からマウンドに上がったメキシコのロメロが投じたチェンジアップを捉え、打球をライトのポール際へ運ぶ、起死回生の同点3ランホームランを放った。

 侍ジャパンは初回からメキシコの先発投手・サンドバルに苦戦。初回には三者連続三振を奪われるなど、昨季メジャーで防御率2・91を記録した左腕が投じるスライダーとチェンジアップに翻弄された。5回、6回には満塁のチャンスを作るも、メキシコの2番手・アルキーディを打ち崩せず、得点が奪えない状況が続いていた。吉田のバットが火を噴き、6回まで点が取れなかった侍ジャパンを救った。

 吉田の劇的な一発には海外メディアも反応。米スポーツ専門局『FOX Sports』アナリストで“大谷マニア”で知られるベン・バーランダー氏は自身のTwitterで「なんというスイング。なんという瞬間なんだ」とツイートし、起死回生の一発に興奮していた。また、米ポッドキャスト番組『Talkin’ Baseball』の公式Twitterは「マサタカ・ヨシダの大会13打点はWBC史上最多記録」と投稿し、吉田がこの本塁打でWBCの最多打点記録を達成したと伝えた。

 今季からメジャーリーグに挑戦する吉田正尚が国際大会で存在感を発揮し続けている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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