BIGLOBEトップBIGLOBEニュース

プエルトリコ・モリーナ「世界一の視野」で好戦演出 放心バレの肩を抱く

フルカウント3月21日(火)16時55分
画像:プエルトリコ・モリーナ「世界一の視野」で好戦演出 放心バレの肩を抱く
写真を拡大

メジャーNO1捕手、激昂バレの乱闘止める…米記者も称賛「最大の見所」

 第4回WBCの準決勝が20日(日本時間21日)、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、プエルトリコがオランダに4-3で延長11回サヨナラ勝ち。メジャーNO1捕手のヤディアー・モリーナ(カージナルス)は「世界一の視野」で2大会連続決勝進出に貢献した。

 まるで優勝したかのような、自軍のお祭り騒ぎをよそに、モリーナが視界にとらえたのは、敵軍の4番バレンティンだった。放心するヤクルトの主砲のもとに近づくと、肩を抱き、健闘をたたえるように言葉をかけ続けていた。

 マスク越しに「世界一の視野」を見せつけた。初回無死一、二塁の初球。オランダの3番プロファーがバントを見送り、二塁走者・シモンズが飛び出したのを見るや、矢のような送球で二塁へ送球。タッチアウトに仕留めたが、これで終わらない。

 プロファーが右前打を放ち、ボールは右翼から本塁へ返球。この時、一塁を蹴ったプロファーが喜びながら、ベンチへ向かってガッツポーズを繰り出している隙を見逃さず、一塁へ投げ、タッチアウトにした。プロファーは何が起こったのかわからず、茫然とした。

 直後にバレンティンの2ランが飛び出したが、モリーナが1人で走者2人を刺したことで、失点を最小限に食いとどめた。結果的に試合は1点差、あのプレーがなければ——。敵将のミューレンス監督が試合後に「初回の走塁が差を生んだ」と悔やんだビッグプレーが、2大会連続のファイナル切符をもたらした。

激昂バレ三振斬りもガッツポーズ堪える…昨年はイチローへ粋な計らいで話題に

 執念がぶつかり合っても、ただ一人、冷静だった。延長10回1死。打者・バレンティンに対し、右腕ディアスが投げ込んだ158キロ直球が顔面付近を通過。バレンティンが激昂し、マウンドに向かおうとすると、すぐさま間に割って入った。両軍がベンチから飛び出したが、乱闘に至ることなくとどめていた。

 そして、バレンティンが見逃し三振に倒れた瞬間、モリーナはガッツポーズを作りかけ、ぐっとこらえるように上げかけた右手を下ろした。試合がこれ以上荒れないよう、瞬時に計算したのだろう。心中穏やかでないバレンティンの肩を試合後に抱いたのも、一つの気遣いだった。

 米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は自身のツイッターで、ディアスとバレンティンが対戦したシーンをこの日「最大の見所」と伝え、顔面付近の投球に対して激高したバレンティンをモリーナがなだめたことも紹介した。

 昨年7月、マーリンズのイチローが米3000本安打に残り9本とした試合では、イチローが打席に入り、場内から拍手が沸き起こると、モリーナはわざと立ち上がり、プレートの前の土を払うようなしぐさを見せ、ゆっくりと戻った。

 名手の一連の動作は、観衆がイチローに十分な喝采を送るだけの時間を作るためのもの。粋な計らいで感動を呼び、その後の試合では「イチローを尊敬している。彼はアメージングな野球選手。人間的に素晴らしく、偉大な選手」と話していたが、注目の舞台で再び、名シーンの“助演男優”となった。

 この日の延長11回のタイブレイクでは、きっちりとバントを決め、サヨナラ劇を演出していた。試合後は米メディアの取材には応えず、足早に球場を去ったモリーナ。その視線は、すでに2大会連続の決勝、そして初の世界一しか見ていない。

はてなブックマークに保存

最新トピックス

スポーツトピックス

芸能写真ニュース

旬なニュースを配信中 フォローしてね!

注目ワード

話題の投稿画像

ページ設定

「世界一」「プエルトリコ」「演出」「捕手」の関連トピックス

「世界一」をもっと詳しく

注目ニュース
桐生 4位で100m代表絶望的「足をすくわれた感じ」 スポーツニッポン6月25日(日)7時8分
◇陸上日本選手権第2日男子100m(2017年6月24日大阪・ヤンマースタジアム長居)銀メダルを獲得した「リオビッグ3」のうち2人が崩れる…[ 記事全文 ]
<卓球>国際大会で中国選手が相次ぎ棄権、スポーツ当局の人事を批判か—中国 Record China6月24日(土)18時40分
2017年6月23日、中青在線は記事「中国国家体育総局報道官、卓球中国代表選手の試合棄権について“断固反対、厳しく処罰する”と言明」を掲載…[ 記事全文 ]
東京V トッティ獲り!年棒1億2400万円を超える条件提示 スポーツニッポン6月25日(日)6時48分
J2東京Vが、今季限りでローマを退団する元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(40)獲得に動いていることが24日までに分かった。[ 記事全文 ]
桐生祥秀4位に沈む「足をすくわれた。世界選手権は家のテレビで見ることになる」 スポーツ報知6月25日(日)6時21分
◆陸上日本選手権第2日(24日、大阪・ヤンマースタジアム長居)日本歴代2位10秒01の記録を持つ桐生祥秀(21)=東洋大=は4位、山県亮太…[ 記事全文 ]
リオ代表・中野4位…トランポリン世界選手権代表入り逃す スポーツ報知6月25日(日)7時56分
◆トランポリン世界選手権日本代表選考会最終日(24日、群馬・高崎アリーナ)男女決勝が行われた。[ 記事全文 ]
アクセスランキング
1 <卓球>国際大会で中国選手が相次ぎ棄権、スポーツ当局の人事を批判か—中国Record China6月24日(土)18時40分
2 錦織圭 巨額違約金に要注意指定…ラケット破壊が招く痛い代償女性自身6月23日(金)11時0分
3 アン・シネ、3日目は上下白のウェアで登場スポーツ報知6月24日(土)9時45分
4 桐生 4位で100m代表絶望的「足をすくわれた感じ」スポーツニッポン6月25日(日)7時8分
5 <卓球>張本・木造組が世界選手権「金」の中国ペアに大逆転勝利!=中国メディア「番狂わせと言えるのか」、ネット「日本が力を付けてきてる?」Record China6月24日(土)9時50分
6 ダルビッシュ、田中将大との投げ合いは「一生の思い出」「もう同級生のよう」フルカウント6月24日(土)16時12分
7 田中将大、8回零封の復活投球に賛辞「一流のタナカ」「エースが戻ってきた」フルカウント6月24日(土)14時16分
8 サニブラウンが10秒05で初優勝…9秒台出ず読売新聞6月24日(土)21時54分
9 “史上最強のワンポイント救援投手”永射保氏死去 63歳スポーツニッポン6月24日(土)21時48分
10 ダルVSマー君 圧巻メジャー初対決!ともに無失点 ヤ軍が延長サヨナラ勝ちスポーツニッポン6月24日(土)12時28分

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。

ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。

データ提供元:アニメキャラクター事典「キャラペディア