イチローに受けた衝撃語る米代表ジョーンズ、侍J警戒「基本が素晴らしい」

3月21日(火)19時47分 フルカウント

米国代表選手の侍Jの印象は? “隙ない野球”警戒「基本が素晴らしい」

 21日(日本時間22日)に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で侍ジャパンと対戦するアメリカ代表選手が前日の20日(同21日)に記者会見に臨み、日本についての印象を語った。

 ここまで攻守で貢献してきたアダム・ジョーンズ外野手(オリオールズ)は自身がメジャー昇格した当時にイチロー外野手(現マーリンズ)のプレーに衝撃を受けたことを明かし、日本の野球を「クリーンな試合運びをし、基本が素晴らしい」と評して警戒。同じく打線の中軸に座るエリック・ホズマー内野手(ロイヤルズ)も「同感」と話し、隙を見せない日本野球を打ち破るために集中する構えを見せた。

 悲願の初優勝を狙うアメリカにとっても負けられない一戦。ジム・リーランド監督はドジャー・スタジアムで戦う大一番に昨季メジャー16勝のタナー・ロアーク(ナショナルズ)を送り出すことを決め、「この大会に自ら手を挙げて参加してくれた。先発するに相応しい投手。この上なく自信がある」と大きな期待を寄せた。大役を託された右腕も闘志を燃やす。今大会唯一の登板となった1次ラウンドのドミニカ共和国戦で1回1/3を3失点と不本意な結果に終わっており、「全てを試合で出し切りたい」と力を込めた。

 相対する侍ジャパンについて、アメリカ代表の選手たちはどのような印象を持っているのか——。記者会見に臨んだジョーンズは「クリーンな試合運びをし、基本が素晴らしいということだね。ランナーを進めたり、バントをしたり。守備ではエラーも少ない。とても、とても基本的な面に優れたチームだ」と語った。その象徴的な存在はメジャーで16シーズンをプレーしてきたベテラン外野手だ。

イチローのプレーに受けた衝撃、「基本の部分でどれだけ素晴らしいか」

「初めてメジャーに昇格してイチローを見た時、彼が基本の部分でどれだけ素晴らしいかというの感じた。捕球や送球といった小さなことをしっかりこなしてチームの勝利に貢献してきていた」

 ジョーンズは衝撃を受けた当時をそう回顧。同席したホズマーも「同感だね」と頷き、「メジャーにやってくる日本人選手を見ていれば、彼らが非常に規律の面で優れているのかがわかる。だからこのチームもミスを多くするようなチームではないはずだ」と警戒感を示した。

 また、侍ジャパンで知っている選手を問われたジョーンズは「ノリ・アオキは知ってるよ。ホズのチームメイトだったね」と今メンバー唯一のメジャーリーガーである青木宣親外野手(アストロズ)の名前を挙げつつ、「ただ野球好きであれば、僕らのほとんどがそうなんだけど、世界各国での試合は見ているものだ。他のWBCの試合もこれまで見てきた。アメリカではスプリングトレーニングで目覚める時間の朝6時とかだったりするんだけどね」と、ここまでの戦いをチェックしてきたことを明かした。

 さらに「ここまでくれば、国を背負って素晴らしいプレーをしている選手全てに感嘆するものだよ。彼らは好敵手揃いのプールを突破して準決勝まで到達してきた。そんな日本代表と実際に一戦交えることに興奮しているよ」と決戦に胸を高鳴らせた。

ホズマーは日本に敬意も決勝進出に自信「自分たちの試合運びに集中していきたい」

 一方のホズマーも「自分たちの試合運びに集中していきたい。自分たちがどんなスタイルなのかということは分かっているし、しっかりとした試合運びができればいい結果がここまで残せていることもわかっている」と話し、侍ジャパンに敬意を表しつつ、自信をにじませた。

 大会中には中堅の守備で本塁打を寸前で阻止するビッグプレーも見せたジョーンズは「27個のアウトを奪うためにプレーしているわけで、自分がどう感じるかは関係ない。試合終了まで、自分の全てを注ぎ込むだけだ。スポーツセンターなどで見返すこともあったけど、いいプレーだった。ただ、あれは過去の試合だ。日本戦に向けて、チームを助けるために必要なことをするだけだ」と語る。あくまで日本戦に集中する構えだ。

 本気でぶつかってくるスター軍団に、侍ジャパンはどのような野球を見せるのか。準決勝で立ちはだかる強大な壁を乗り越えた時、2大会ぶり3度目の栄冠は見えてくる。

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