“3冠”の大暴れ 蘭バレンティンのMLB復帰に同僚が太鼓判「彼ならできる」

3月21日(火)22時41分 フルカウント

打率.615&4発&12打点、4強敗退も抜群の存在感に「米国に戻る機会得た」

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が20日(日本時間21日)にロサンゼルスのドジャースタジアムで行われ、オランダは延長10回の大熱戦の末にプエルトリコにサヨナラ負けした。最後はタイブレークで力尽き、初の決勝進出はならなかったが、4番のウラディミール・バレンティン外野手(ヤクルト)は先制2ランを放つなど最後まで大暴れ。打率.615、4本塁打、12打点で現時点での“3冠”という圧倒的な成績で大会を終えた。この活躍に、同僚のメジャーリーガーが「アメリカに戻る機会を得た」と話し、米球界復帰も十分に可能との見方を示したとWBC公式サイトが伝えている。

 メジャーリーガーを揃えたプエルトリコとの対戦でも、バレンティンの存在感は絶大だった。まずは初回。2死三塁で打席に立つと、プエルトリコ右腕ロペスの外角チェンジアップを左翼席中段に運んだ。牽制死など凡ミスで2アウトとされた中、嫌な流れを振り払う4番の一発だった。

 1点を追う3回2死二塁の場面では、プエルトリコが勝負を避けて敬遠。5回は2死走者なしで二塁打を放ち、ザラーガの適時二塁打で同点のホームを踏んだ。7回には右前打。得点には繋がらなかったものの、この試合3本目のヒットをマークしたバレンティン。要求した外角ではなく真ん中付近に入ってきたボールを捉えられ、メジャーNO1捕手のモリーナが思わずうなだれた。

 そして、延長10回には顔面付近へ抜けてきたディアスの投球に激昂。両軍選手がベンチから飛び出す乱闘寸前の騒ぎになったものの、バレンティンがモリーナになだめられて大事にはならなかった。WBC公式サイトによると、試合後には「故意じゃないとは分かってる。あれも野球の一部。互いのチームが勝ちたいと思っていて、必死にプレーして全てをつぎ込んでいれば起こること。時々ああいった事になるけど、でも自分に当てようとしていたとは全く思ってないよ」と振り返ったという。この打席は見逃し三振に倒れ、初めて凡退。だが、オランダの主役は最後まで、13年にNPB記録のシーズン60本塁打を記録したバレンティンだった。

本人もメジャー復帰への意欲隠さず「セカンドチャンスがあるといつも考えている」

 大会を通じて4番として打線を牽引したヤクルトの主砲。その姿を間近で見てきたレンジャーズの有望株プロファーは、記事の中で「彼にとって素晴らしい大会だったね。メジャーでプレーするためにアメリカに戻る機会を得たと願うよ。彼ならできると思う。偉大な打者だ。力だけじゃなく、偉大な打者だよ」と絶賛している。内野にメジャーのスター選手を揃えたオランダの同僚たちも一目を置く働きぶりだった。

 バレンティン自身も「メジャーでプレーするセカンドチャンスがあるといつも考えている」と、09年以来のMLB復帰へ意欲を隠さなかったという。ただ、今は母国オランダのために戦ってきたWBCが、前回大会と同じ4強で終わったことに悔しさを滲ませる。記事によると、「この大会のために準備してきた。集中して、勝とうとした。年をとるから4年後にここにいるかは分からないけど、母国のために出来ることを全てやった。4年前にやり残したことを終わらせたかったけど、思ったようにはいかなかった。また集まり直して、戻ってこないと」と話したという。

 試合後には、モリーナに肩を抱かれ、ダグアウトへと戻ったバレンティン。その光景からは、メジャーNO1捕手が確かにオランダの主砲の力を認め、健闘称え、そして、敬意を払っていたことがうかがえた。この大会がきっかけとなり、メジャー復帰の道は開けるのか。まずは今季、ヤクルトでどのようなプレーを見せてくれるのか、注目が集まる。

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