ジョナサン・レイの代役が交代。A.フェルナンデスが急きょMotoGP出場のためオハローランがSBK第2戦ポルトガル参戦へ

2025年3月22日(土)15時6分 AUTOSPORT web


 3月20日、ヤマハ・モーター・ヨーロッパはジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)の代役としてスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第2戦ポルトガルにジェイソン・オハローランを参戦させると発表した。当初はアウグスト・フェルナンデスを代役としていたが、彼はMotoGPへの代役参戦が決まった。



 オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われた2月17日の事前テスト初日に、2コーナーの出口で転倒したレイ。激しく転がったマシンがレイの足の上に落ちたため、左足に複数の骨折を負ってしまった。


 そして、テスト2日目とWorldSBK第1戦オーストラリアを欠場。2月21日にはイギリスのキングスブリッジにある病院で骨折個所の手術を受けてリハビリしているが、3月28〜30日にアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されるWorldSBK第2戦ポルトガルの欠場も余儀なくされている。



2025WorldSBK:左足の手術を受けたジョナサン・レイ

 2月末にはヤマハのMotoGPテストライダーを務めているアウグスト・フェルナンデスが、WorldSBK第2戦ポルトガルにレイの代役で出場するとされていたが今回計画が変わった。


 MotoGPではミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)がMotoGP第2戦アルゼンチンGPのスプリントで他車に接触されて転倒を喫して負傷。胸鎖関節の脱臼と靭帯の損傷が確認されたため、MotoGP第3戦アメリカズGPを欠場することになった。


 そのため、アウグスト・フェルナンデスは、MotoGPの代役参戦に切り替わっている。MotoGP第3戦アメリカズGPは、WorldSBK第2戦ポルトガルと同週末の3月28〜30日に行われるため、オリベイラの代役はアウグスト・フェルナンデス、レイの代役はオハローランという計画となった。


 オハローランは、オーストラリア出身のライダーで、2007年にオーストラリアスーパースポーツ選手権でタイトルを獲得した後、ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)で26度の優勝を果たしており2020年はランキング2位、そしてMoto2、WorldSBK、WorldSSPにワイルドカードで出場したこともある。


 FIM世界耐久選手権(EWC)では2012年にはドーハ8時間で表彰台に上がり、同年の鈴鹿8耐でトップ10入り、オッシャースレーベン8時間で4位に入っており、今季からはEWCでYamalube YART Yamaha EWC Official Team(YART – YAMAHA)から参戦して、WorldSBKのヤマハテストライダーも担う予定だ。



欠場したジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)のマシン/2025WorldSBK第1戦オーストラリア レース1

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