広島・菊池や日ハム・大谷登場で漫画と現実の距離が近づいた

3月22日(日)7時0分 NEWSポストセブン

 子どものころ誰もが夢中になった「野球マンガ」。ヒーローたちの中からベストナインを選ぶとしたどうなるか。ジャーナリストの二宮清純氏に、野球観戦のプロが選ぶ「密着取材」したくなるベストナインを聞いたところ、以下のような回答となった。


【1】レフト/番場蛮『侍ジャイアンツ』

【2】センター/毒島貴志『ストッパー毒島』

【3】キャッチャー/山田太郎『ドカベン』

【4】DH/景浦安武『あぶさん』

【5】ファースト/花形満『巨人の星』

【6】サード/岩鬼正美『ドカベン』

【7】ライト/左門豊作『巨人の星』

【8】セカンド/殿馬一人『ドカベン』

【9】ショート/獅子丸『すすめ!!パイレーツ』

ピッチャー/星飛雄馬『巨人の星』


 ジャーナリストとしてスポーツを追う二宮氏は、花形のスタープレイヤーより、個性的なバイプレイヤーを好む。ベストナインにもその趣向が現われた。


「バイプレイヤーは主役を引き立たせる名脇役です。型破りな岩鬼、意外性のある殿馬など、選手一人一人に個性がある描き方は大御所の水島新司さんならでは。江口寿史さんの『すすめ!!パイレーツ』に登場するショート・獅子丸もふらりとやって来てチームを救う姿が印象深い」


 二宮打線のポイントは、DHに「あぶさん」こと景浦安武を据えたことだ。


「通常は投手や4番が主役になるのに、代打を主人公にするというコンセプトが秀逸です。景浦は、“世界の代打男”と呼ばれた阪急の高井保弘氏、酒豪で知られた近鉄の永淵洋三氏らがモデルとされる味わい深いキャラクター。一振りで勝負を決める勝負師です」


 他にも運動神経抜群の番場蛮をレフトにコンバートし、センターに強肩の毒島貴志を起用するなど、外野陣の守備力まで重視した手堅いラインナップだ。


 球場で実際のプロ野球選手を取材する二宮氏は最近、マンガと現実の距離が近づいてきたと感じている。


「広島のセカンド・菊池涼介選手は神出鬼没で殿馬のような守備をします。二刀流で160キロ超を投げる日本ハムの大谷翔平選手は漫画そのもの。“ストライクを打つのではなく、打ったところがストライク”としてどんな球も広角に打ち分けるソフトバンクの内川聖一選手や同じ腕の振りで8種類の“魔球”を投げ分けるオリックスの金子千尋投手も魅力的。マンガのように独創的な選手が増えてきて楽しいですね」


※週刊ポスト2015年3月27日号

NEWSポストセブン

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