収益がソウル開催の240%増! 仰天数字ラッシュを見せた東京シリーズの盛況に韓国メディアは羨望「すべて大谷翔平のおかげだ」
2025年3月23日(日)16時0分 ココカラネクスト

大谷を中心に日本列島でも大フィーバーとなった東京シリーズ。(C)Getty Images
世間の目がいかに野球、そしてドジャースと大谷翔平に向いていたか。それを如実に示す驚くべき数字が明らかになった。
現地時間3月21日、MLB公式サイトは、今月18日と19日に東京ドームで実施されたドジャースとカブスの開幕シリーズ2連戦における興行結果を公表。第1戦の日本国内のライブ中継の視聴者数が、日本テレビ、AMAZON PRIMEなどすべてのプラットフォームの数値を合計して、2500万を超えたとした。
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これまでMLBの最多視聴者数は昨年に韓国・ソウルで行われた開幕シリーズ(ドジャースvsパドレス戦)第1戦で記録された1870万。さらに日本開催のMLB公式戦での過去最多視聴者数は2019年にイチロー氏の引退試合ともなったアスレチックスとマリナーズの開幕戦で記録した560万であった。こうした数字を見ても、大谷翔平ら5人の日本人選手が凱旋した今シリーズの反響の大きさがうかがえる。ちなみに第2戦の視聴者数も2300万と歴代2位となっている。
また、グッズ販売の売り上げも半端ではない。ありとあらゆる関連商品のセールスはなんと約4000万ドル(約59億6000万円)をマーク。こちらもMLBが敢行したワールドツアーにおいて過去最大で、歴代1位だった2024年ロンドン・シリーズの数字を320%も上回った。
歴史的な盛況ぶりに思わず脱帽したのは、韓国メディア『OSEN』だ。1年前に国内で巻き起こった大フィーバーに沸いていた彼らだが、瞬く間にあらゆる売り上げ記録を塗り替えられたことで「日本人が5人も帰ってきたのだから、関心が集まるのは必然」とポツり。そして「すべて大谷翔平のおかげだ。彼のおかげでMLBはほくそ笑んでいる」と断言した。
韓国でも話題沸騰となった二刀流スターの存在を称えた同メディアは「日本の野球界で英雄的な扱いを受けている大谷が初めてメジャーリーガーとして日本を訪問する。さらに山本由伸と今永昇太の開幕投手、そして佐々木朗希のメジャーデビューもあった。ソウルシリーズの興行に対する関心を超えるしかない条件はそろっていた」と指摘。そして、「あらゆる数字でソウル(シリーズ)を圧倒した。米国内における開幕戦の視聴者数ですらソウルより139%増、MLB公式SNSでのレスポンス数は75%増、スポンサーの総収益はなんと240%増だったのである」と目を丸くした。
日本で得た大きな成功は、野球界の発展にどう生かされていくのか。MLBの今後の興行の打ち出し方が注目される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]