ホークス一軍に滑り込んだ男 守備&走塁のスペシャリストが内に秘めた思い

3月23日(水)21時52分 フルカウント

開幕一軍に滑り込んだ城所龍磨、「跳ね返す力見せたい」

 23日、開幕戦にベンチ入りできる選手登録名簿が公示された。12球団屈指の選手層を誇るソフトバンクは、そのメンバーを絞り込むのも大変だったはずだ。その中に、特別な思いで開幕を迎える男がいる。城所龍磨だ。

 守備と走塁のスペシャリストとして一軍に欠かせない存在だった城所だが、昨年はオープン戦初戦に死球をうけて左手を骨折。ようやく8月に一軍復帰を果たすも、その復帰戦で左肩を脱臼し、シーズンを棒に振った。

「運がなかったというのは簡単ですけど、運を作り出す要因というのも何かあると思うんですよ。シーズンを通して自分のパフォーマンスをしっかり出せる体づくりをしていこうと、食事からトレーニング方法まですべて見直しました」

 福田秀平、上林誠知、江川智晃らが開幕一軍に向けてA組で汗を流す間、城所はB組で黙々と練習を重ねてきた。オープン戦に入ってからも一軍外野手争いに城所の名前が挙がることはなかった。

工藤監督にかけられた言葉、「本当にありがたい」

 しかし、上林や江川は結果を残せず、二軍に降格。オープン戦も残り3試合となった段階でようやく一軍に合流し、最後の2試合に途中出場。最初の打席で痛烈なヒットを放つなどアピールに成功した。得意のスチールのごとく、まさに開幕一軍に滑り込んだ形だ。

「B組だから開幕一軍は無理という気持ちはまったくありませんでした。工藤監督にも何度も声をかけていただいたし、目指すところははっきりしていました」

「今はとてもいい感じで体が動く」と城所。現在の体脂肪率は7%だが、工藤監督には「それではシーズンを通して戦えないぞ」とアドバイスされたとも語る。

「そういう話をしていただけること自体、本当にありがたいと思います。ケガをしなければ気づけなかったこともあったと思うし、打たれ強くなりましたよ。今年はそれを跳ね返す力を見せたいです」

 シーズンは25日の楽天戦(Koboスタ宮城)で開幕。2年分の思いを込めて、城所龍磨は仙台で新たなスタートを切る。

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