「現状維持では意味がない」 元巨人・村田透、“肉体改造”で今年もMLBへ

3月23日(水)10時21分 フルカウント

米球界6年目のシーズンへ、オフには体作りに専念して体重4キロ増

 インディアンス傘下3Aコロンバスの村田透投手が、2年連続でのメジャー昇格を目指して、米球界6年目のシーズンに挑んでいる。昨年に続いてMLBのマウンドに立つため、オフには“肉体改造”を敢行。スプリングトレーニングでは、その効果を実感しているという。

 インディアンスのキャンプ施設があるアリゾナ州グッドイヤーで、村田はオフに向上させようと取り組んだトレーニングについて明かした。

「このオフはウインターリーグも行かずに体を作ることができたので、ちょっと体が変わりました。トレーニングもウェートもジムに行ってずっとやるようにしていました。体重も前のシーズン後から4キロくらい増えました。まだ(投球に)合わせきれてないかなというのがありますけど」

 昨季終了後、村田は1か月半〜2か月はボールを握らず、大阪で体作りに専念したという。上半身、下半身をバランスよく鍛え上げ「強くなりましたね」と実感する。「ここから、ちょっと絞りたいなというのもあります。どうしてもシーズンに入ると絞れて、落ちるので、ちょっと増やしてから落としたいなと」。シーズンを見据え、綿密にプランを練っている。

メジャーデビュー戦で掴んだ確かな自信、「無理な世界じゃないな」

 肩・肘を休めたことも、さらに強くなるための“準備”だという。

「インディアンス側も『しっかり休めないと先がないから』とも言っていたので。5年間ずっとやりっぱなしですし、インディアンスと話したら『体をいったんリセットしないとスピードも上がらないし、落ちていくだけだ』と。実際に、2年目、3年目くらいの時に少し(スピードが)落ちた。そこからちょっと上がってきた感じなので、そうするのが一番かなと」

 しっかりと体を休めた分、「まだ調子が100%ではない」と言う。一方で、“肉体改造”の効果は早くも感じている。「力が伝わる感じはありますね。それが本当にマッチしてるのか分からないですけど、タイミングがあった時はバーンと行くので」。新たな体で「まだ上と下が合わない時とかは多い」というものの、モノに出来れば大きな“進化”となりそうだ。

 ドラフト1位で入団した巨人を戦力外となり、スカウトの目に留まって飛び込んだ米球界。5年をかけて、昨年6月28日のオリオールズ戦でメジャーデビューを果たした。村田は「そこで得たものは、無理な世界じゃないな、ということです」と言う。

「確かに(レベルは)すごいですけど、全然やれないことはないな、というのは自分の中でも掴めました。やっぱり甘い球がいったら打たれますけど、時には甘い球を放っても自分の球が勝つことがあった。そこは自分にとって得たところでもありますし、すごく自分にとって大きな点だったと思います」

毎年進化を目指す村田、「0%か120%という感じで今までやってきた」

 夢にまで見たMLBのマウンドでは、マイナーとメジャーのボールが違うため、「初めてメジャーのボールを投げて戸惑うところはやっぱりあった」。また、直前の試合が雨天中止となり、ダブルヘッダーになったことで急遽回ってきたチャンスだったため、移動なども挟んで厳しい日程で登板した。ただ、村田はどちらについても「そんなの言い訳にしたら話にならないですし、僕の立場上、仕方がないことなので。そこを考えても自分がしんどいだけですし、考えても仕方がない」と言う。

 その中で確かな自信、手応えを掴み、オフのトレーニングに生かしている。当然、向上させたのは“肉体改造”だけでない。「スピードもそうですし、制球力もそうですし、総合面です」。再びメジャーの舞台に上がるため、立ち止まることはない。

「現状維持では立場上、意味がない。0%か120%という感じで今までやってきたので」

 日本復帰という選択肢もあった中で、今年も世界最高峰の舞台を目指して、挑戦を続けることを選んだ。「マイナーで野球しに来たわけじゃない」。メジャー昇格への厳しい道を、進化を続ける投球で切り拓く。

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