トヨタ、スープラ RZを一部改良 "A90 Final Edition"も発表
2025年3月22日(土)15時53分 財経新聞
スープラ"A90 Final Edition"(写真:トヨタ自動車発表資料より)
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スープラ RZグレードは一体感のある走りを向上させるべく、走行性能を強化した。サスペンションは前後のキャンパー角を新しく替え、フロントスタビライザーも強化。フロントにはホイールアーチフラップ、リヤにはダックテールタイプのカーボンスポイラーを追加するなど、空力の強化も意識している。
ボディやシャシー剛性を向上させるため、リヤ床下ブレースの改良や、リヤサブフレームの強化ゴムマウントへの変更なども実施した。
"A90 Final Edition"では、従来のスープラよりスポーティーなデザインや、野性味のある走りなどを目指している。シートベルトは赤色にし、インストルメントパネルに専用のカーボンオーナメントを使うなど、レーシングカーのようなインテリアが特徴だ。
ワイルドな走りを極めるため、加速性能や冷却性能も向上。エンジンの最高出力は従来の285kW(387PS)から324kW(441PS)まで上がり、トルクも500N・m(51.0kgf/m)から571N・m(58.2kgf/m)までアップしている。サブラジエーターの追加や冷却ファンの強化などにより、レベルアップした冷却性能がスープラの走りをサポートする。
希望小売価格はRZグレード一部改良モデルが800万円、"A90 Final Edition"が1,500万円。