ポル・エスパルガロ、大クラッシュで肺挫傷、顎と脊椎を骨折/第1戦ポルトガルGP

2023年3月25日(土)18時21分 AUTOSPORT web

 3月24日、アルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われた2023年MotoGP第1戦ポルトガルGP MotoGPクラス初日のプラクティス2でポル・エスパルガロ(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)が大クラッシュを喫して病院に搬送された。肺挫傷や骨折が確認されており、正式発表はないが今大会は欠場するようだ。


 プラクティス1は小雨が降ったが、プラクティス2はドライコンディションでスタート。予選Q2への直接進出のため各車がタイムアタックを始めた。


 6分が経過するとポル・エスパルガロが転倒を喫して、マシンを置いてピットに戻った。気を取り直して再度走行を開始したが、セッション残り15分頃に10コーナーで2度目のクラッシュを喫した。


 この転倒は宙を舞う大クラッシュとなり、ポル・エスパルガロは起き上がれずにセッションは赤旗中断となる。レースディレクションは意識はあるとの情報を出したが、その後ヘリコプターで近くのファロ病院まで運ばれた。


 ポル・エスパルガロはアスファルトとグラベル上で背中と胸部を強打。ファロ病院での検査では肺挫傷、顎の骨折、脊椎の骨折が確認された。

ポル・エスパルガロ(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP 初日


 セーフティカーで現場に駆けつけ、治療にあたったメディカルディレクターのアンヘル・チャルテル医師は「胸部、腰部、仙椎全体のレベルで重度の多発外傷性打撲を伴う高いエネルギーの転倒だった。それがどれほどのレベルであるかを確認する必要があることから、ファロ市内の病院で補完的な検査を受ける」と説明した。


「頸部は正常。精神的には大丈夫で、意識を一度も失っていない。挿管の必要はなかったが、重度の肺挫傷を負っていることは事実であり、病院でCT検査とMRI検査で確認する必要がある」


「脊椎の重度の多発性外傷と肺挫傷がどのように進行するのかを確認する。怪我の程度を知るには、適切な検査が必要だ。意識があり、見当識があり、反応は完璧だ。我々が投与した鎮痛剤により少し落ち着いている。神経学的検査は完全に正常だ。脚、足、腕、全てを完璧に動かすことができ、脊髄の損傷を恐れる必要はない」

AUTOSPORT web

「骨折」をもっと詳しく

「骨折」のニュース

「骨折」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ