バニャイア&マルケス接触転倒。マルティンが優勝でランキング首位、新人アコスタが表彰台/第2戦ポルトガルGP

2024年3月24日(日)23時46分 AUTOSPORT web

 3月24日、2024MotoGP第2戦ポルトガルGPの決勝レースがアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が優勝を飾った。中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は21番手スタートから、14位でレースを終えた。


 午前のウォームアップ走行ではマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)が転倒を喫したが怪我はない。トップ3はマルティン、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)だった。


 この日も曇り空で、1日を通してドライコンディション。MotoGPクラスの決勝レースは25周だ。タイヤは全員フロントにハード、リヤにミディアムを履いており、タイヤの面ではイコールコンディションとなった。


 ホールショットはマルティン、そしてバスティアニーニ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続く。2コーナーでマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が3番手に浮上した。


 すぐに4番手争いが激化してマルク・マルケスがバニャイアに仕掛けるが抜き返される。2周目は先頭のマルティンが逃げていき、2番手のビニャーレスと3番手のバスティアニーニにも差がつく。


 その後、上位陣の順位は変わらず、4周目に首位からマルティン、ビニャーレス、バスティアニーニ、バニャイア、マルク・マルケス、その後ろにミラー、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、ルーキーのペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が続く。


 5周目にはミラーがコーナーでミスして8番手に落ち、6番手はビンダー、7番手はアコスタの順に。その間、トップのマルティンが後方に0.5秒差をつけて逃げていく。また、2〜5番手のアプリリアとドゥカティ勢、6番手以降のKTM勢との差も0.5秒ほど開いた。


 7周目にはトップのマルティンにビニャーレスが近づく。さらにアコスタがビンダーを抜いて6番手に。8周目にはアコスタが1コーナーでマルク・マルケスをかわして5番手まで浮上。12周目にはまたもアコスタが1コーナーで仕掛ける。バニャイアの前に一瞬出たがブレーキで止まり切れずこのバトルでの順位変動はなし。


 レースが半分過ぎた13周目はトップからマルティン、ビニャーレス、バスティアニーニ、バニャイア、アコスタ、マルク・マルケス、ビンダー、ミラー、そしてファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)と大きく順位は変わっていない。


 終盤には21周目にアコスタがバニャイアを3コーナーでかわして4番手まで順位を上げた。さらにバニャイアはペースが上がらずにマルク・マルケスにも追われる展開に。このバトルが激しくなり、23周目にはバニャイアとマルク・マルケスが接触して両者が転倒してしまう。


 最終ラップのホームストレートではビニャーレスにトラブルがあり1コーナーでコースアウトしたところで転倒。その後マルティンは逃げ切り優勝。バスティアニーニが2位、アコスタが3位と最高峰2戦目で表彰台を獲得した。


 ヤマハのトップは7位のクアルタラロ。ホンダ勢トップは12位のジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)だった。


 第1戦終了時点のランキングでは、バニャイアが31ポイント、ビンダーが29ポイント、マルティンが28ポイントだったが、第2戦が終了するとマルティンが60ポイント、ビンダーが42ポイント、バスティアニーニが39ポイント、バニャイアが37ポイントと変動している。


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