「もっと友人を選ぶべきだ」水原元通訳の“裏切り” 米記者が大谷翔平に求める自立「彼の素朴さには驚かされる」

2024年3月25日(月)17時30分 ココカラネクスト

蜜月の関係を築いてきた大谷と水原氏。この二人に起きたスキャンダルに対する余波が広まっている。(C)Getty Images

 現在、日米球界を揺るがすビッグスキャンダルとなっているのが、ドジャースに所属する大谷翔平の専属通訳を務めていた水原一平氏が、同選手の資金を利用してスポーツ賭博に関与していたために解雇された問題だ。

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 まさに衝撃的なニュースだった。このスキャンダルは、そもそも水原氏が米連邦政府の調査を受けている南カリフォルニアのブックメーカー(賭け事の取扱業者)にギャンブルで負債をつくり、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されたことが発端となっている。

 だが、「何も知らなかった」という大谷の口座から送金されているため、球界を代表するメガスターにも、一部のメディアやファンから疑惑の目が向けられる異様な事態にまで発展している。

 いまだ真相は闇の中だ。そうしたなかで大谷に手厳しい意見も寄せられている。米紙『Denver Post』のトロイ・レンク記者は「野球界最大のスター選手が、長年通訳を務めた水原一平氏に裏切られ、大規模詐欺の被害者となったというニュースは世界中の心を揺さぶった」と一連の報道に対する世間の反応を分析。「オオタニについて調べれば調べるほど、スケジュール管理はともかく、細かな対応は“唯一無二の友人”であるミズハラに任せていたのだから、自由に資金を使えるようにしていたのはもっともだと思う」と論じた。

 そのうえでレンク氏は、結果的に裏切られる形となった大谷に「もっと良くならないといけない」と断じた。

「29歳にして彼の素朴さには驚かされる。しかし、彼は本当に純朴なのだ。しかし、オオタニはもっと物事を理解し、良くならなければならない。もし、今回の一件に関して、友人の行動であったために彼を盲目にさせたと考えるなら、もっと良い友人を選ばなければならない。もしくは通訳ではなく、彼の資金を監督するファイナンシャル・アドバイザーを雇う必要もある。他人に何かをやられる前に自分自身を律するべきだろう」

 自ら「一番お世話になった」とも語っていた水原氏から資金を使われていた大谷。その胸中が複雑なのは言うまでもない。いずれにしても、今が彼のキャリアにとってターニングポイントとなるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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