「状況は一転した」角田裕毅、レッドブル昇格は秒読みか “マックス仕様”のマシンに苦戦を予想も「ツノダが断ることは考えにくい」

2025年3月25日(火)17時30分 ココカラネクスト

ついにレッドブルのシートに座る日が来るのか(C)Getty Images

 角田裕毅がF1キャリア5年目を迎え、いよいよトップチームのシートに座るのか。レッドブルのリアム・ローソンに代わり、日本GPで角田が昇格するという噂が囁かれている。

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 ローソンが中国GPまでの2レースでノーポイントに終わっており、すでにクリスチャン・ホーナー代表などチーム首脳が角田との交代について検討に入ったとの情報も報じられた。中国GP決勝終了後、各国メディアがレッドブルのシートについて、さまざまな憶測や意見を発して来ている中、米スポーツサイト『THE SPORTSRUSH』では、角田の昇格を有力視するとともに、ローソンの後任となった際でのパフォーマンスなどにも言及している。

 同メディアは、「パドックからの報道によると、2週間後の日本GPで、ユウキ・ツノダがローソンに代わってレッドブルのセカンドシートに座る可能性が高まっている。冬のブレイク中にローソンが起用されたことでツノダは失望を味わったが、状況は一転した」と現状を説明。

 また、過去でのマックス・フェルスタッペンのセカンドドライバーで成功例が少ない点を振り返り、またローソンの過去2戦の内容にも触れながら、「問題はドライバーにあるのか、それともレッドブルのマシン開発戦略に根本的な欠陥があるのか」などと指摘。続けて、「多くの専門家が後者を指摘しており、仮にツノダが昇格してもローソンより良い結果を残せる保証はない」と断じている。

 だが一方では、「それでも、ツノダがこの昇格のチャンスを断ることは考えにくい。ここ2シーズンのファエンツァ拠点のチームで、彼は安定した好成績を収めてきた」として、トップチーム入りに相応しい実績であると主張する。その上で、同メディアは、「レッドブルで同様のパフォーマンスを再現するのは全く別次元の課題となる。現状では、これは彼のF1キャリアにおいて極めて重要な岐路となるかもしれない」などと見通している。

 加えて、昇格決定後についても、「たとえツノダが自身の実力を証明できたとしても、レッドブルの独特なマシン特性に慣れるには時間が必要だ」として、苦戦を予想する。だが同メディアは、「それでも、今季限りでホンダがチームを去ることを考えれば、ツノダとって2026年以降のレッドブルシートを維持するチャンスは限られている」として、今後のキャリアを繋ぐためにもこの機会を生かすべきと論じている。

 昨季中盤以降からの低迷が現在も続いている印象のレッドブルだが、鈴鹿で角田の昇格となれば期待が膨らむことは間違いない。シーズン序盤から注目を集めている日本人ドライバーの去就は、どのような着地点を迎えるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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