FC東京から海外へ。渡辺剛の今夏移籍が必要なワケ「日本代表落選にくわえ…」
2025年3月25日(火)11時15分 FOOTBALL TRIBE

ベルギー1部KAAヘント所属DF渡辺剛は、2025年3月のFIFAワールドカップアジア最終予選2試合でも日本代表に招集されず。DF高井幸大(川崎フロンターレ)、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)らとの競争相手として期待されているが、2024/25シーズン終了後のステップアップ移籍の必要性が報じられている。
渡辺はヘントで主力センターバックとして活躍しているが、日本代表では2024年1,2月のAFCアジアカップを最後に招集なし。現所属クラブとの契約を2027年6月まで残しているが、ベルギーメディア『Voetbal』は3月はじめの時点で「本人が海外移籍を望むなら、今しかない」とした上で、「日本代表の落選が続いていることにくわえて、28歳という年齢も考慮すると、(ステップアップ移籍までの)時間はない」と指摘している。
また、2024/25シーズンのベルギー1部リーグ戦27試合の出場で2ゴール2アシストという成績や、900万ユーロ(約14億円)という市場価値をもとに、「2025年夏は、(渡辺の放出で)ヘントが大金を手にするラストチャンス」と主張。ただ現地では、3月はじめの時点で移籍の可能性が取りざたされていないという。
なお、現在の日本代表では、FW古橋亨梧がスコットランド1部セルティック時代に日本代表落選が相次いでいた。しかし、2025年1月にセルティックからスタッド・レンヌへ完全移籍すると、新天地で出場機会に恵まれていないにもかかわらず、3月の最終予選2試合で招集。選考基準のひとつに、所属リーグのレベルを含めている可能性を示唆した森保一監督の過去の発言に注目が集まっていた。
日本代表でのプレーにくわえて、2023年6月のヘント加入会見で「ブンデスリーガでプレーをすることも僕の夢」と語っていた渡辺。北中米W杯の日本代表メンバー入りを目指すという観点からも、この夏がステップアップ移籍のラストチャンスと言えるかもしれない。