上原浩治と「同じ舞台でやりたい」— 元巨人・村田透を突き動かす思い

3月25日(金)14時54分 フルカウント

大学・巨人の先輩でもある上原は「雲の上の人」

 米球界6年目のシーズンを迎えているインディアンス傘下3Aコロンバスの村田透投手は、常に偉大な先輩の背中を追いかけてきた。レッドソックスの上原浩治投手。メジャーでリリーバーとして確固たる地位を築いているベテラン右腕は、いつまでも憧れの存在だ。

 大体大出身の村田にとって、上原は大学の先輩。巨人からドラフト1位で指名されたという共通点も持つ。入団当時、村田は「上原2世」と呼ばれ、大きな注目を浴びた。

 上原は巨人でエースに君臨し、渡米後は絶対的なクローザーとして2013年のレッドソックス世界一に貢献するなど、40歳の今も超一流の投手として高い評価を受けている。一方、村田は巨人を3年で戦力外となったものの、インディアンスのスカウトの目に留まって米球界に飛び込み、1Aから這い上がって昨年は5年目にして遂にメジャーデビューを果たした。

 村田にとって、上原の存在はあまりにも大きい。

「ちょくちょく連絡をさせてもらってますし、実際にオフの時に1度あいさつだけは練習に行かせてもらいました。やはり畏れ多い部分はあるので、安易にいけないというか、連絡もできないですし、本当に雲の上の人のような存在なので」

 こう言って、笑みを浮かべる。

「ずっと夢です」、先輩と同じ舞台で野球を

 2人のプロでのキャリアは対照的だ。ただ、上原も“雑草魂”の言葉に象徴されるように、努力を積み重ねて今の地位を築いてきた苦労人。メジャーでは、日本時代のように先発ではなく、リリーバーとして適応し、地位を築いた。村田にとって、あこがれの存在であり続けている。

「上原さんからこれということを言われることはないですけど、先輩の存在が大きいというか、大学時代から追いかけてきたというか、背中を見てきたので。近いようで遠い存在でありますし、遠いようで近い存在でもあります」

 経緯は全く違うが、今は同じ米球界でプレーできている。バリバリのメジャーリーガーの上原とマイナーリーガーの村田。その間に距離はあるが、延長線上に偉大な先輩がいることは確かだ。昨年は、村田もメジャーのマウンドに上がった。1試合だけではあるものの、遂に同じ舞台に辿り着いた。

「上原さんと一緒にやりたいという、それは今もずっと夢なので。同じ舞台でやりたいなというのは」

 2年連続のメジャー昇格、そしてメジャー定着へ向けて、今年も村田の挑戦は続く。上原にメジャーの球場で会い、投げ会える日が必ずやってくると信じて——。

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