「本田圭佑は一刻も早く移籍すべき」釜本邦茂氏が指摘

3月25日(土)16時0分 NEWSポストセブン

チーム最大の問題はエースの処遇(写真:時事通信フォト)

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 2018年ロシアW杯出場を目指し、アジア最終予選を戦うハリルジャパン。キャプテン・長谷部誠(33、フランクフルト)の負傷離脱もあり今後も苦しい戦いが続きそうだ。チームの最大の問題となっているのが“エース”の処遇である。


「クラブで出ていない人間が代表に選ばれるのはどうかという意見は理解できる。皆さん(マスコミ)に好きにものをいわせているというのは、俺の不始末だと思う」


 3月23日に行なわれたW杯最終予選・UAE戦を前に、本田圭佑(30)は自身への批判についてこう語った。


 今シーズン(2016〜2017年)、所属するイタリアのACミランで本田は完全に戦力外として扱われている。出場はわずか5試合計96分。特に2017年に入ってからはリーグ戦では1度も出場機会がない。1月に移籍は確実と見られていたが、英国・プレミアリーグのチームからオファーがあったにもかかわらず、本田は拒否してミラン残留を選んだ。


「ハリルホジッチ監督は『所属クラブで出場機会のない選手は代表に呼ばない』と言い続けてきたのに、『今の代表に本田は必要だ』とW杯最終予選に招集した。そのためファンやマスコミから批判が高まった」(スポーツ紙記者)


 本田に対する“特別扱い”に、とりわけ強い不満を示しているのがJリーグ関係者だ。


「試合に出ていなくても、“欧州のビッグクラブに所属している”というだけで代表に入れるのは、完全なJリーグ軽視ですよ。スペインのセビージャで戦力外扱いされていた清武弘嗣は、ハリルに『出場できるチームに移籍すべき』と求められ、出場機会を求めてJリーグのセレッソ大阪に復帰した。それを無視した本田を重用するのは、ダブルスタンダードというほかない」


 今回、優遇された欧州組は本田だけではない。同様に所属チームで出場機会に恵まれていない長友佑都(30、インテル)、川島永嗣(34、メツ)も召集された。ハリルはなぜ彼らに頼るのか。


「ハリルが本田たちを代表に呼んだのは、“戦力”としてではない。あくまで今回(UAE戦、タイ戦)限定でしょう。完全アウェーとなるUAE戦は“中東の笛”と呼ばれる不公平なジャッジが予想された。原口元気(25、ヘルタ)、大迫勇也(26、ケルン)、久保裕也(23、ヘント)といった現代表を牽引する若手たちは経験が少ない。ミスジャッジが起きた場合、パニックに陥ってしまう可能性がある。そんなときに頼りになるのが、本田たちの経験です。彼らの招集は精神安定剤といった意味合いが強い」(日本サッカー協会関係者)


 万全でない状態で代表に招集することは、本田自身のためにならないと日本サッカー協会元副会長の釜本邦茂氏が指摘する。


「ビッグクラブで世界の一流選手と共にレベルの高い練習をしているといっても、しょせん練習。スタミナや判断力は試合に出ていなければどんどん失われていく。このままの状態が続けば、日本代表どころか、本田は選手生命さえ危うくなっていく。一刻も早く出場機会を求めて他のチームに移るべきで、クラブの“格”にこだわっている場合じゃない。下手をすると本田にとって、今回が最後のAマッチになる可能性すらある」


 本田は“不始末”にどうケリをつけるのか。


※週刊ポスト2017年4月7日号

NEWSポストセブン

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