楽天・則本が王者相手に力投 譲り合ったウイニングボールの行方は—

3月26日(土)10時27分 フルカウント

序盤3失点も3回以降立ち直ったエース、梨田監督も「さすが」

 25日のソフトバンク戦でセ・パ両リーグ史上初となる新人から4年連続で開幕投手を務めた楽天・則本は「マウンドに上がってしまえば1つの試合なので、それをしっかりと勝てた。チームの開幕戦で勝ち星を拾えたという意味ですごく嬉しいですね」と安堵した。

 楽天のホーム開幕戦は則本が入団する前年の2012年に続いて2度目。「僕自身、(本拠地開幕の)経験がなかったので独特の雰囲気というか、過去3年間よりも緊張感がすごくありました」。初回。ソフトバンクの1番・福田にセカンド内野安打を許すと、柳田に四球を与え、内川にはサードの横を抜ける先制タイムリーを浴びた。スカッとするようなきれいな当たりはなかったが、さすがは3連覇を狙う、球界屈指の強力打線だ。

 2回にも四球で出した走者を内野の間を抜けるタイムリーでホームへ返してしまった則本。それでも、「捕まって」はいないエースを、逆にソフトバンクの先発・摂津を初回から捉えていた打線が援護する。2回、打者11人を送り込む猛攻で一挙、5得点。「逆転してもらってからフッと落ち着けた」と則本。3回以降、許した安打は6回の今宮の二塁打のみ。7回を6安打11奪三振3失点で切り抜け、7-3の勝利に導いた。

「野手の人たちに楽にしてもらった試合なので、本当に感謝ですね。今日はストレートが良かった。ただ、初回、2回というのは入り方がすごく難しくて。緊張感なのか、本拠地での試合が初めてだからなのか。それがなくなったというところも大きいと思います。3回からはまっすぐで押していけて、自分なりに納得のいく投球ができたのではないかと思います。立ち直れたというところはすごく良かったと思います」

球団創設12年目で初の本拠地開幕戦白星、則本「勝ったら渡すと決めていた」

 背番号14は納得の表情を見せた。梨田監督も「さすがだなと。初回は不運な当たりがたくさんあってね。ほとんど、(バットの)芯では捉えられていないんですけど。逆転してからはさすがだなというピッチングをしてくれました。我慢強く、辛抱してくれた」とたたえた。

 球団創設12年目で2度目の本拠地開幕戦。前回の12年は敗れているため、楽天が初めてつかんだホーム開幕戦の白星だ。則本は「勝ったら渡すと決めていた」とウイニングボールを梨田監督に渡したが、指揮官は「則本にあげようかなと思っている」と返却を示唆。報道陣から伝え聞いた則本は「じゃあ、梨田さんからもらったら球団に渡します」。球団史上初のホーム開幕戦勝利のボールだけに、その行方はいかに——。

 16年シーズンを白星発進できたが、投球には課題が多く残った。「フォアボールも多かったですし、制球も定まっていない部分も多かったですし、試合も長かったので。もっともっと詰めていかないといけない部分はあります」と反省が口をつく。

「今年1年でもっともっとレベルアップできるように。今日の勝った喜びは今日だけにして、明日からまた反省するところは反省して、次の試合からレベルアップした自分を見せられたらいいかなと思います」

 勝利の余韻はこの日のみ。これからはまたステップアップの日々だ。 

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