楽天オコエ、5度の牽制も二盗成功 本人も成長実感したプロ初盗塁

3月26日(土)20時11分 フルカウント

8回に代走で途中出場、球場の雰囲気変えるルーキー「歓声が沸くのがわかる」

 楽天は26日、ソフトバンクに3-3で引き分けた。ルーキーのオコエは8回に代走で登場。そのまま守備につくと、延長10回にはプロ初打席に立ち、四球で歩いた。警戒される中、岡島への4球目でプロ初盗塁を決めた。

 2点を追う8回だった。それまでソフトバンクの先発・バンデンハークに2安打に抑えられていた楽天。1死から8番・藤田が中安を放つと、9番・嶋に代打・枡田。1ストライクからボールが続いて四球となると、代走にオコエの名前が告げられた。4回から7回まで無安打に抑えられ、好機を見出せないチームに訪れたチャンスで期待のルーキーが登場。Koboスタ宮城はヒートアップした。

 1番・岡島はショートゴロに打ち取られ、オコエは二塁封殺となったが、Koboスタ宮城のボルテージは下がらない。岡島が盗塁を決めて2死二、三塁から銀次がレフトへタイムリー。2人が返り、同点に追いついた。

 9回、オコエはそのままセンターの守備に就いた。代打・吉村が楽天の4番手・松井裕樹の初球を振り抜くと、打球はセンターに伸びた。オコエがキャッチした瞬間、ファンの声援が球場全体にこだました。続く福田もセンターにフライを打ち上げてキャッチ。オープン戦ではフライを見失ったこともあったが、「練習するしかなかった。コーチに正面の打球を打ってもらっていたので、前よりは成長したかなと思う」と初の守備機会を無難にこなして安堵した。

警戒される中で盗塁成功、「自信になりました」

 10回にはプロ初打席が巡ってきた。

 結果は四球。オープン戦から打席に立っているからか、プロ初打席にも「あまり実感はない」とオコエ。ファーストベース上ではソフトバンク・バリオスが警戒し、5度も牽制球が投げられる中、岡島への4球目で走った。

「あれだけ警戒される中で盗塁できたというのもまた1つ、自信になりましたね。自分自身、もらえるチャンスは少ないので、勉強とともにアピールもしていかないといけないと思っています。チームに貢献できるようにとも思って、いいスタートが切れました」

 プロに入ってから高校時代よりもベースの近くでスライディングしており、「今までのスライディングではアウトだったかな」とオコエ本人も成長を実感するプロ初盗塁だった。

大歓声も「天狗になったりせず、結果を出して沸かせられる選手に」

 延長12回には2死で打席が回ってきたが、ソフトバンク・サファテの152キロの直球を打ち上げてセカンドフライ。プロ初安打はお預けとなったが、「ああいうホップしてくるたまに対してのバットの出し方とか、もっとレベルを上げていかないといけないなと思いました」と収穫を口にした。

 25日の開幕戦も代走で出場。この日も一際、大きな声援が送られた。

「(声援は)入りますね。自分が出れば歓声が沸くのがわかります。期待されているんだなと思います。やっぱり、結果を出して喜ばれるような選手になりたいので、今はそこでテンションが上がったり、天狗になったりせず、結果を出して沸かせられる選手になりたいです」

 今は背番号9の姿を見せただけで球場の雰囲気を変えている。一挙手一投足にファンは釘付けだ。しかし、結果を出すことこそがファンの最大の喜びになることをオコエは知っている。

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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