地元記者が予想、前田健太は「今季13勝」 先発2番手に昇格の可能性も?

3月26日(土)14時24分 フルカウント

開幕間近、ドジャース前田の現地記者評は?

 今季からドジャースに移籍した前田健太投手。ここまでオープン戦4試合に登板し、13回2/3を投げ、被安打11、13奪三振、4四球、4失点(自責2)で1勝0敗、防御率1.32と上々の結果を残している。右腕は開幕に向けて順調に評価を高めているように見えるが、実際、現地の記者はどう見ているのだろうか。今回、ドジャース専門のニュースサイト「ドジャー・ブルー」のマシュー・モレノ記者に、ここまでの前田の印象を聞いた。

「前田はオープン戦3試合で自責点がなかった。4試合目(マリナーズ戦)では2失点してしまったが、彼にはすごく感銘を受けている。キレもある。彼のピッチングは加入前から映像で見ていたけれど、確かにハイライト映像通りの選手だ。

 ドジャースは彼の全てを求めている。現時点でドジャースの先発ローテーションにはけが人が多い。彼は現時点でチーム唯一の右腕。彼も打者のバッティングを観察している。どうすれば打たれないか熟知しているようだ」

 モレノ記者はまずそう語り、ここまでの投球内容に高評価を下した。

 広島の元エースは加入前、健康面の懸念から8年総額2500万ドル(約28億円)の年俸に、多額のインセンティブを盛り込む異例の契約条件が話題となった。

現時点で肘や肩への懸念もなし、先発ローテで「前田が2番手に上がること」も

「肘と肩の問題が契約前に取り沙汰されていたけれど、その懸念は今のところ存在しない。でも、今後も大丈夫かといえばそんなこともない。完全に健康な肘を持ったはずの投手もある日、急に痛みを訴え出すのが現在のメジャーだ。

 でも、スプリングキャンプでは今のところ、一度も休んでいない。ブルペンや試合の登板も急に取りやめになったりせず、全て予定通りに調整を進めている。登板間隔が1日空くこともあるが、ドジャースでいえば誰もが行っていること。カーショーも急に登板が翌日になったりしている。前田は順調そのものだ」

 モレノ記者は現時点で前田の仕上がりから肘、肩などの懸念は微塵も見えないと分析。デイブ・ロバーツ監督は前田が先発ローテーションの3番手として開幕を迎えることを明らかにしているが、同記者はレギュラーシーズン中に2番手に昇格する可能性があるとの見方も示した。

「前田は開幕の時点で3番手の投手だ。デイブ・ロバーツが明言していた。カーショー、カズミアー、前田、ウッズ。それから5人目の先発が誰になるか。だが、カズミアーはスプリングトレーニングで苦しんでいる。カズミアーがレギュラーシーズンに間に合わないなど余程のトラブルがなければ。3番手のままだ。しかし、カズミアーが開幕後も調子が上がらなければ、彼が4、5番手に降格し、前田が2番手に上がることになる」

 オフにアストロズからフリーエージェントとなり、ドジャースに加入した左腕スコット・カズミアーは、2007年に奪三振王に輝くなど実績があるが、スプリングトレーニングではここまで防御率9.39と不調。ファストボールの急速低下や衰えが地元メディアの間で囁かれている。前田がこのまま好調をキープすれば、絶対的エースのクレイトン・カーショーに続く2番手に昇格する可能性もあるという。

グリンキーにもたとえられる前田、「誰もが彼に対する評価を高めている」

 下馬評を一気に高めている前田だが、どんなルーキーイヤーを送るのだろうか。

「前田は今季12、13勝はするのではないかな。誰もが彼に対する評価を高めている。グランダルは4つのボールで投球を組み立てるところをグリンキーにたとえているほどだった。コーナーを巧みにつき、ボールを低めに集める。グリンキーは球界で最高の投手だけど、いい比較対象になっているよ」

 昨季ナ・リーグ最優秀防御率を記録し、サイ・ヤング賞投票で2位となった右腕ザック・グリンキーは、フリーエージェントとなってダイヤモンドバックスに移籍。昨年までカーショーと2枚看板とされた好投手だ。

 女房役のヤズマニ・グランダルも実力を評価する日本人投手について、モレノ記者は初年度から2桁勝利を挙げると予想する。ドジャースの先発ローテーションで唯一の右腕となった前田に対するLAの期待は、日増しに高まっているようだ。

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