MotoGP:ドゥカティの空力デバイスは適法と認定。第1戦カタールGPのリザルトも確定

2019年3月27日(水)13時6分 AUTOSPORT web

 MotoGP控訴裁判所は3月26日、2019年シーズン第1戦カタールGPでドゥカティが使用した空力デバイスに関する抗議への審議結果を発表。同デバイスがレギュレーションに沿ったものであると認定した。


 3月10日に決勝レースが行われたカタールGPでは、優勝したアンドレア・ドヴィツィオーゾを含むドゥカティ陣営のマシン、スイングアーム下部にエアロダクトが取り付けられていた。


 このエアロダクトは通常、ウエットコンディション時にフロントタイヤが巻き上げた水しぶきがリヤタイヤにかからないようにする目的で装着されるが、ドゥカティはドライコンディションだった決勝レースでも使用していた。


 ドゥカティは同デバイスをリヤタイヤの冷却に利用しているとみられており、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ、レッドブルKTMファクトリー・レーシング、レプソル・ホンダ・チーム、チーム・スズキ・エクスターの4チームは、レギュレーション違反の可能性があると抗議。MotoGPスチュワードパネルがこれを却下したため、MotoGP控訴裁判所に上訴していた。


 控訴裁判所は3月22日、FIM国際モーターサイクリズム連盟の本部があるスイス・ミースでヒアリングを行った結果、「同デバイスは違法であり、今後のレースで使用禁止にするべきという訴えは退ける」とし、ドゥカティのデバイスがテクニカルレギュレーションに沿ったものであると認定した。


 今回の裁定にあわせ、これまで暫定扱いだった第1戦カタールGPのリザルトも確定し、ドヴィツィオーゾが正式にレースウイナーとなった。


 なお、今回抗議を行った4チームには、5日間以内にスポーツ仲裁裁判所へ上訴する権利がある。


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