台風の目となるか 新生西武は上がり目だらけ?「ネクストメジャー右腕の存在感」「強心臓ルーキー」に注目

2025年3月27日(木)5時40分 ココカラネクスト

今井の力感ないフォームも注目されている(C)産経新聞社

 いよいよ始まるペナントレースでは昨年、歴史的な低迷に苦しんだ西武の巻き返しが期待されている。
 
 昨季は49勝91敗(3分け)。チーム打率(・212)本塁打(60)はいずれもリーグワーストとなった。

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 西口文也新監督が選手の背中をいかに押していくのかも注目される中、オープン戦は2位フィニッシュ。打線では新外国人のタイラー・ネビンに期待が高まっている。エンゼルスを率いたフィル・ネビン監督の息子であり、昨年はアスレチックスで87試合に出場し、打率・204、7本塁打をマーク。オープン戦最終となった23日のDeNA戦でも適時打を放つなど勝負強さを示した。オープン戦打率は・351、打点トップの9打点とシーズンでの爆発に期待が高まっている。
 
 また、話題を集めているのはドラフト2位外野手、渡部聖弥(大商大)にもある。オープン戦では5番とクリーンアップを任され、適時打をマークする場面もあるなど、存在感を示した。すでに西口監督も新人開幕クリーンアップを託すことを明言。強心臓ルーキーの快進撃が期待されている。 

 ほかにも1、2番コンビのプロ5年目の長谷川信哉、同8年目の西川愛也の両外野手の足もからめた攻撃も注目となる。ともにパンチ力ある打撃も売りとあって、いかに得点シーンに結び付けられるか。

 強みの投手陣ではまず開幕投手を務める今井達也のパフォーマンスがV奪回の鍵を握る。

 今春は侍ジャパン、強化試合のオランダ戦においても中継ぎで登板し、158キロを連発したことも大きく話題を集めた。

 何より野球ファンの注目を惹いているのはキャッチボールを行っているかのような力感を抜いた新フォーム。

 ショートアームで後ろの出力を減らしながら、手元でビュッと伸びるとあって、これで150キロ中盤を安定して投げられるとなれば、体への負担も減り、シーズンの快進撃への期待も高まるというもの。一級品のスライダーも含め、米球界からも注目されている右腕はすでに最多勝候補にもあがっている。

 ほかにも先発陣では昨季、0勝に終わり巻き返しを期す高橋光成、2年連続9勝をマークしている左腕の隅田知一郎、サブマリンの與座海人、抑えには剛腕の平良海馬が控えるなど磐石の態勢となっている。

 西武においては得点力が課題とされた中、オープン戦では明るい兆しを見せたとあって、いよいよ投打がかみ合い、逆襲のシーズンとなるか。戦いぶりが話題を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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