今年1月に勝ち点剥奪処分…ユーヴェOB、異例のシーズンを送る“古巣”に「その重さについては…」

2023年3月27日(月)14時36分 サッカーキング

モモ・シソコ氏が古巣に言及(写真は2017年) [写真]=Getty Images

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 かつてユヴェントスに3シーズン半在籍した元マリ代表のモモ・シソコ氏が、今シーズンの古巣に言及した。26日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下で、11年ぶりの無冠に終わった昨シーズンからの巻き返しを図りたいユヴェントス。一時はセリエA8連勝で2位に浮上したものの、今年1月にクラブ経営における不正により、勝ち点「15」の剥奪処分を受けたことで中位にまで転落する事態に。一方でチャンピオンズリーグでは序盤戦から躓き、まさかのグループステージ敗退の憂き目に遭っている。

 そんな異例のシーズンを送っているユヴェントスに対して、かつて“ビアンコネロ(白と黒)”の中盤に君臨したモモ・シソコ氏は、『Tuttomercatoweb』のインタビューにて「その重さについては何とも言えないけど、良いイメージがある以前のユヴェントスに戻れることを祈っている。15点のペナルティは簡単なことではなく、より多くのことを考えなければならないし、より大きなプレッシャーを感じるだろう…」と憂慮。続けて「多くの問題があるけど、選手たちはユヴェントスを象徴するものを得るために、良い結果を出したいと思っているはず。達成することを期待しているよ」と胸中を明かしている。

 またモモ・シソコ氏は、各選手にも言及。現チームのキーマンについて語った同氏は「今のシンボルマンは、ワールドカップで自信をつけて帰ってきた(アドリアン・)ラビオだ。アッレグリにとって非常に重要な存在。それから(アンヘル・)ディ・マリアはチャンピオンであり、偉大な選手であることを証明している。ユヴェントスには、勝利のために、そして違いを生み出すために、彼が必要だね」としつつ、「(ドゥシャン・)ヴラホヴィッチ? フィオレンティーナでプレーするのとユヴェントスでプレーするのは同じではない。ヴィオラ(紫)では誰もが彼のためにプレーしたけど、ここは違う。すべてを獲得し、世界でも大きな存在であり、ライバルになるのは偉大な選手だ。これまでとは、プレッシャーが違うから苦労しているんだ」と若きストライカーの現状を分析した。

 ユヴェントスはセリエA第27節終了時点で7位につけるとともに、ヨーロッパリーグ(EL)・プレーオフステージを突破した勢いのまま、準々決勝に進出。スクデット戴冠は厳しくなった今、“ヴェッキア・シニョーラ(クラブの愛称)”はELを制することで、在るべき姿を示すことができるのだろうか。

サッカーキング

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