17歳のエンドリッキが衝撃の2戦連発弾! ブラジルとスペインの一戦はPK3本を含む打ち合いに

2024年3月27日(水)8時56分 サッカーキング

スペイン戦でゴールを挙げたエンドリッキ(右)[写真]=Getty Images

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 国際親善試合が26日に行われ、スペイン代表とブラジル代表が対戦した。

 今年6月に開催されるEURO2024では優勝候補の一角に数えられているスペイン代表。連覇を達成した2012年大会以来の優勝を目指す“無敵艦隊”は、本大会に向けた予選で7勝1敗を記録し、グループAを首位で突破した。しかし、国際Aマッチ6連勝中と好調を維持しながら臨んだ22日のコロンビア代表戦では、約2倍のシュートを放ちながら南米の強豪相手に0−1と敗戦。勝負の2024年は黒星スタートとなった。

 対するブラジル代表は、今年6月にコパ・アメリカ2024を控えており、2019年大会以来となる南米制覇を狙う。だが、FIFAワールドカップ26南米予選では、開幕から2連勝を飾ったものの、3連敗を喫するなど現在は6位に転落。これまで同予選で無類の強さを誇っていた“カナリア軍団”だが、通算65試合目にしてホーム初黒星を記録するなど不安定な戦いを露呈している。それでも、23日に行われたイングランド代表戦では、ドリヴァウ・ジュニオール新監督のもとで1−0の勝利。試合終盤に17歳のFWエンドリッキが代表初ゴールをマークし、復調の兆しを見せながらスペイン代表との一戦を迎えた。

 試合は、立ち上がりの12分にスペイン代表がスコアを動かす。右サイドでボールを受けたラミン・ヤマルが、得意のドリブルでDFを突破してボックス内に侵入。カットインを試みた際にPKを獲得し、キッカーを務めたロドリがゴール真ん中にシュートを叩き込んで、ホームのスペイン代表が先制に成功する。

 勢いに乗るスペイン代表は、36分に自陣でボールを奪った流れから素早くカンターを仕掛け、バイタルエリアでヤマルが中に切り込みながらパスを供給。一度はクリアされたものの、ロドリがセカンドボールを回収して再びヤマルに繋ぎ、ペナルティエリア内でパスを受けたダニ・オルモが華麗なタッチでDFを翻弄する。3枚に囲まれながら巧みに突破し、左足でネットを揺らして追加点をマークした。

 一方のブラジル代表も、40分に前線から枚数をかけてプレスを仕掛け、スペイン代表GKウナイ・シモンのパスミスを誘発。インターセプトしたロドリゴが放ったループシュートはゴールに吸い込まれ、ブラジル代表が1点を返した。

 反撃の狼煙を上げたブラジル代表は、後半開始直後の50分に17歳が同点弾を挙げる。左サイドでコーナーキックを獲得すると、キッカーを務めたアンドレアス・ペレイラのクロスをルーカス・パケタがニアサイドで逸らし、一度クリアされたセカンドボールにエンドリッキが反応。鮮やかなボレーシュートを決め、代表初得点に続く2試合連続ゴールを奪取した。

 すると、2−2で迎えた87分にスペイン代表が一歩前に出る。右サイドからペナルティエリア内に送られたパスにダニエル・カルバハルが走り込み、対応したルーカス・ベラウドと接触して転倒。主審はペナルティスポットを指差し、スペイン代表がPKを獲得すると、またもロドリがキックを成功させ、再びスペイン代表がリードを奪った。

 しかし、このまま終了かと思われた後半アディショナルタイムに、“王国”が意地を見せる。右サイドでパスを受けたヤン・コウトが左足でゴール前にクロスを供給。中で待ち受けていたガレーノのシュートはカルバハルにブロックされたが、すぐさまこぼれ球に反応した際にカルバハルの足がかかってPKを奪取。プレッシャーがかかる局面でルーカス・パケタが確実に決め切り、PK3本を含む乱打戦は3−3で幕を閉じた。

 【スコア】
スペイン代表 3−3 ブラジル代表

【得点者】
1−0 12分 ロドリ(PK/スペイン代表)
2−0 36分 ダニ・オルモ(スペイン代表)
2−1 40分 ロドリゴ(ブラジル代表)
2−2 50分 エンドリッキ(ブラジル代表)
3−2 87分 ロドリ(スペイン代表)
3−3 90+7分 ルーカス・パケタ(ブラジル代表)

サッカーキング

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