かつての恩師と「最先端の守備」…本田圭佑がウクライナ戦で得た収穫とは?
2018年3月28日(水)18時11分 サッカーキング
シュートゼロに終わり、64分に交代を告げられた本田。しかし、「僕個人的には、今日の試合は大きな収穫がありました」と振り返る。その理由には、ミラン時代の恩師が関係している。
「ミランでやっていたときの(マウロ)タソッティ、サイドバックのレジェンドなんですが、今は(アンドリー)シェフチェンコ監督の右腕としてウクライナ代表のコーチをやっているんですね。ビデオを見たときには知らなかった。で、今日試合前、ロッカールームまで俺に会いにきてくれて」
現役時代にはパオロ・マルディーニ氏やアレッサンドロ・コスタクルタ氏らとともにミランの黄金期を支え、本田がミランに在籍していた時期にはコーチを務めていたタソッティ氏。そんなレジェンドが、現在はウクライナ代表でアシスタントコーチを務めている。それを知った本田は「あ、だからか」と合点がいったようで、「あなたたちウクライナはえらい最先端の守備とかやっているなと思っていた、っていう話で盛り上がりました」と明かした。
具体的にどこが最先端なのか。本田はこう語る。
「ウクライナのやっている守備は、世界的に見てもトップレベルやと思うんですよ。サイドにハメていくというのを究極的にやる。その分、選手はハードワークを求められて、後半の最後の方はめちゃバテていたんですけどね」
だからこそ、「そのプレッシャーが厳しい中で、65分やれたのは大きい」という。「メキシコで個を磨いて行くうえで役立つ。結構収穫やったなと。ちょうどいいタイミングで、いいプレッシャーの試合を経験できたのは良かったと思っています」。ワールドカップ本番に向け、この試合で本田圭佑が得たものは想像以上に大きかったのかもしれない。
※本田圭佑オフィシャルメルマガの承認を得て一部抜粋、掲載しています。