湘南に移籍の小田裕太郎がハーツを退団した理由とは?
2025年3月29日(土)11時30分 FOOTBALL TRIBE

スコティッシュ・プレミアシップのハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)に所属(2023-2025)していたFW小田裕太郎が、J1リーグの湘南ベルマーレへ完全移籍したことが3月26日に発表された。出場機会の減少や負傷の影響が、その背景にあると考えられる。
小田は2023年1月にJ1のヴィッセル神戸からハーツへ移籍。加入初年度となる2022/23シーズンはリーグ戦で12試合に出場し1ゴールを記録した。翌2023/24シーズンはリーグ戦25試合で5ゴールを挙げ、一定の存在感を示しクラブでの将来的な活躍に期待が高まった。
しかし、2024/25シーズン9月に筋肉系の負傷で戦線を離脱すると、10月にニール・クリッチリー監督が就任し状況が一変。小田は12月にチームに復帰するも同監督の下での起用法が定まらず、公式戦9試合の出場、1ゴールを記録するにとどまった。
クラブから戦力外とみなされ、出場機会を求めて日本への復帰を決断したことがうかがえる。湘南は、同日にFWルキアンの横浜FCへの移籍も発表しており、小田の加入は攻撃陣の再編を図る湘南の意向を反映したものと言える。
小田は湘南の公式サイトを通じて、「皆さんの前でプレーすることを楽しみにしています。強い覚悟を持って、湘南ベルマーレの勝利に貢献できるようにベストを尽くします!」とコメントしており、新天地での活躍が期待されている。