石川遼は日本が困難な時に勇気をくれる リーマン、震災…再び雄姿を見せられるか

3月29日(日)11時0分 SPAIA

石川遼選手Ⓒゲッティイメージズ

Ⓒゲッティイメージズ

開幕の目途が立たない日本プロゴルフツアー

新型コロナウィルス感染拡大の影響により、日本女子ツアー第5戦のヤマハレディースオープンまで中止が決まるなど、いまだ再開の目途が立たない日本のプロゴルフツアー。男子のツアーは1月の開幕戦SMBCシンガポールオープン終了後、4月16日から始まる東建ホームメイトカップまで大会がなく、女子ほどの影響は受けていない。
ゴルフ界全体が難しい局面にいる。しかし、そんな時こそ明るいニュースを届けてくれる選手がいる。石川遼だ。

2011年東日本大震災の年の石川遼

2014年の3月11日の石川の公式ホームページのブログには、「被災地のことを思う気持ちを持ち続けることで何か支えになることが見えてくるのではないかと思います」とある。
毎年、東日本大震災が起きた3月11日にブログが更新されている。自身の言葉通り被災地のことを思う気持ちを持ち続けているのだろう。被災地に度々足を運んでいることもブログで報告されている。
石川は震災が起きた2011年、海外メジャーで活躍した。震災から約1か月後に開催されたマスターズでは、3年連続3度目の出場で初めて予選を通過し、20位タイでフィニッシュ。全米オープンは2年連続予選を通過し、30位タイで終えた。いずれの大会もこの時の成績が石川にとって過去最高だ。メジャーでの石川の活躍に勇気をもらったゴルフファンは多かったのではないだろうか。
日本ツアーでは賞金ランキング3位だったものの未勝利で終わったが、2009年から3年連続でバーディ率1位。年間を通して安定して力を発揮し、ゴルフファンを沸かせた。
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2008年リーマンショックの年の石川遼

コロナウィルス感染拡大による経済への影響は、2008年のリーマンショックの時以上になるかもしれない、という見解もある。
アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したのが2008年9月15日。影響は日本にも及び、経済危機を迎えた。日経平均株価はリーマン破綻直前の12,214円から、1か月後の10月には一時7,000円を割り込んだ。
この時も石川が輝いた。2008年10月30日から11月2日に開催されたマイナビABCチャンピオンシップでは、プロ入り後初のツアー優勝を果たした。最終日は真骨頂である攻撃的なゴルフというよりも、我慢のゴルフだった。9番ホールから14番ホールまで6ホール連続寄せワンでのパー。耐え続けたことで15番、16番に繋がり、起死回生の連続バーディ。逆転1打差で優勝した。
当時の石川は最終日、赤いズボンがお決まりだった。ウィニングパットを沈めた時の雄たけびをあげながらのガッツポーズは、会場だけでなく冷えきった日本の空気も温めた。
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可能性が残る東京オリンピック日本代表

今年のゴルフシーンで最高の舞台となるはずだった、東京オリンピックの延期が3月24日に発表された。開催時期や、日本代表選手選考期間についてはまだ発表されていないが、選考期間が延期されれば、石川の日本代表入りへの追い風となる。
現時点では世界ランキングが97位の石川が、6月23日時点で日本代表入りの資格を得ることは難しい状況。しかし、選考期間が延びれば、米ツアーや日本ツアーで世界ランキングに反映されるポイントを稼ぎ、日本代表入りの資格を得る可能性が高まる。
東京オリンピックに出場できれば、大きなことをやり遂げてくれる気がするのは筆者だけではないはずだ。石川の東京オリンピック出場資格獲得をゴルフファンは待っている。
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