「違法じゃないのか」ヤンキースの1試合9発は“改造バット”の成果 芯が膨らむ形状に賛否両論「懐疑的になっている」

2025年3月30日(日)16時0分 ココカラネクスト

ミサイルのように先端部分が膨らむ特殊形状のバットを使用したヤンキースのボルピ。(C)Getty Images

 次々と打球はスタンドに放り込まれた。その数は衝撃の9発。現地時間3月27日に行われたブリュワーズ戦で、ヤンキース打線が容赦なく火を噴いた。

【画像】通常よりも膨らむ芯 ヤンキースナインが使用した「改造バット」を見る

 文字通りの一発攻勢で20-9と大勝した一戦は初回に先頭打者のポール・ゴールドシュミットから3者連続初球本塁打という史上初の展開で幕が開ける。これで完全に目が覚めたヤンキース打線は、その後も本塁打を量産。気づけば、計9発を放ってブリュワーズ投手陣を圧倒した。

 球団記録となる1試合9発も叩き込んだ試合にあって、一部で疑問視もされているのは、数人の選手が使用したバットの形状だ。2回に3ラン本塁打を放ったアンソニー・ボルピや、3回にソロ本塁打を叩き込んだジャズ・チゾムJr.のバットは通常よりも芯の部分が膨らみ、明らかに手が加えられていた。

 この“改造バット”は、ヤンキースが分析データを基にして作成した特注。米ニューヨーク州地元局『YES Network』の実況を務めたマイケル・ケイ氏によれば、球団分析官のアーロン・リーンハート氏がボルピの打撃を研究。その中で「ほぼ全球を(バットの)ラベル部分で打っていた」と判明。バレル率を高めるべく「多くの木材を芯よりやや下にあるラベル部分に集め、最も硬い部分で打てるようにした」という。

 ただ、芯に近い部分が膨れ上がった形状は違和感も抱かせる。それゆえに一部のファンからは「違法じゃないのか」「これはそのうちに禁止されるだろうね」といった反発の声が上がった。

 無論、ヤンキースの作成したバットは「最も太い部分の直径が2.61インチ以下、長さが42インチ以下でなければならない」というMLBの規則の範囲内。そのため、米紙『USA Today』は「チームが新たに設計したバットがこの日の最大の収穫」と指摘。さらに日刊紙『New York Post』も「野球ファンは新しいバットに懐疑的になっているが、バットに違法性はない」としつつ、「奇妙な形のバットはこの先、トレンドとなるかもしれない」と論じた。

 さっそく目に見える形で効果を出したヤンキースの“改造バット”。今後も継続的に長打が増えるようになれば、球界全体を席巻するアイテムとなる可能性もあるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「ヤンキース」をもっと詳しく

「ヤンキース」のニュース

「ヤンキース」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ