【磐田vs浦和プレビュー】磐田は負傷離脱中の中村に出場の可能性も…浦和は変則4-4-2を継続採用か

2018年3月30日(金)18時8分 サッカーキング

負傷離脱していた磐田のMF中村俊輔。今節での復帰はあるのか [写真]=J.LEAGUE

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■ジュビロ磐田 練習試合で3−5−2の布陣をテスト、攻撃的なオプションの増加を狙う



【プラス材料】
 リーグ前節広島戦前日の練習中に左大腿二頭筋の肉離れを起こしたMF中村俊輔は、28日の練習から部分合流した。今後の過密日程も考慮し、慎重な判断を下すことになるが、今節の浦和戦で復帰する可能性も出てきた。

 26日に行われた松本との練習試合では、3−5−2の布陣をテスト。後半から出場したFW中野誠也が決定的なシュートを連発するなど、攻撃的なオプションを増やした。左膝負傷から復活したFW小川航基にとっても出場機会を増やすチャンスになる。

 松本戦ではDF小川大貴が決勝点を奪うなど、右アウトサイドで存在感を示した。広島戦で途中出場し、流れを変えたMF山本康裕も完全復活が近づいている。チームに蔓延していたインフルエンザによる感染者もいなくなり、コンデションは上向き加減だ。

【マイナス材料】
 けが人続出の流れが止まらない。18日の広島戦でMFアダイウトンが右膝前十字靭帯断裂と半月板を損傷。全治まで約6カ月と診断された。ウズベキスタン代表MFムサエフも、モロッコ遠征で負傷した。ムサエフは軽傷だったもようだが、左サイドのDFギレルメが調子を落としており、今節の浦和戦は先発から外れる可能性が濃厚だ。ベンチメンバーを含め、助っ人不在の可能性がある。

 広島戦でJ1リーグ戦初先発を果たしたDF大南拓磨はU−21日本代表のパラグアイ遠征で右肩を脱臼した。5月19日の湘南戦まで49日間で15試合を戦う過密日程のスタートを前に、不安は募る。MF松本昌也ら複数のポジションをこなせる選手の奮闘が期待される。

文:totoONE編集部

■浦和レッズ 会場のエコパスタジアムは“敵地感”が薄く戦いやすい?



【プラス材料】
 日本代表活動による中断まで、リーグ戦4試合未勝利。無失点試合もないなど好材料は少ない。ただし、磐田戦はアウェイで4試合負けなしが続いており、会場となるエコパスタジアムでは清水戦を含めてもここ9試合で7勝2分と好結果が残っている。両者ともにエコパは浦和戦以外ではあまり使用しないスタジアムであり、敵地という感覚が薄れることは好材料だ。

 また、DF森脇良太がトレーニングマッチを消化し、DF遠藤航も「大丈夫です」と話すなど負傷者の復帰は良いニュースだ。また、磐田の中心選手であるMF中村俊輔とMFアダイウトンの両者が負傷離脱中なのも幸いする。

 システムは前節に続き変則的な4−4−2の継続が見込まれ、MF山田直輝やFW李忠成といった選手のスタメン起用が予想され、チームの起爆剤となることに期待がかかる。

【マイナス材料】
 何よりも結果が出ていないことに対する焦燥感が大きな敵になっている。GK西川周作は現状の課題について「ガツガツといける場面が少ない。距離感が悪く、チームにギャップが生まれている」と分析。また、「人がいるのに見てしまうのが一番ダメなところ」と、守備面の修正点が数多いことを話した。

 また、攻撃面でも得点力不足が浮き彫りになり、リーグ戦の3得点のうち2得点はセットプレーによるもの。決定機も少なく、フォワード陣の力量というより、チャンスを作り出すところで問題を抱えてしまっている。

 代表活動を終えてチームに合流したDF槙野智章は「浦和は順位表の下の方にいてはいけない」とプライドを語った。その言葉を空虚なものにしないためには、ピッチ上の修正点を確実に消化していかなくてはならない。

文:totoONE編集部

サッカーキング

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