【C大阪vs湘南プレビュー】仕切り直しの一戦でC大阪はリーグ戦初勝利を狙う…湘南は過去通算対戦成績で16勝1分13敗と勝ち越し
2018年3月30日(金)18時5分 サッカーキング
■セレッソ大阪 中断期間を活用し、連戦の疲労をケア
【プラス材料】
リーグ中断前の神戸戦では、MFオスマルがJ1デビューを果たした。バランスを保つプレーやパスの配給などで一定の活躍を見せたことで、継続起用に目途が立ったのは大きい。
リーグ戦とACLを並行して戦っていたことで選手たちは疲労を蓄積させていたが、チームは今回の中断期間を活用して19日から3日間のオフを設けた。心身ともにリフレッシュが期待でき、湘南戦は充電を済ませて臨めそうだ。
また、負傷していたMF福満隆貴が戦線復帰したことも大きい。中盤左サイドの選手層に不安を残していただけに、彼のカムバックはチームを助けることだろう。
【マイナス材料】
何より、結果が出ていない。公式戦は7試合勝利がなく、最後に白星を手にしたのは2月14日のACLグループステージ第1節済州ユナイテッド戦(1−0)までさかのぼる。前節は、攻守ともに精彩を欠き神戸に0−2の完封負けを喫した。
中盤のキーマンの離脱も痛い。MFソウザが27日に行われた練習で右ハムストリング筋を損傷。彼の不在により、ボール奪取力と攻撃の推進力低下が危惧される。
代表組の疲労も気になる。特にMF山口蛍はマリ戦とウクライナ戦の両方に出場しており、コンディション面に不安を残す。ソウザの離脱と併せて中盤のパワーが落ちることになれば、運動量豊富な湘南に試合を支配され、後手を踏みかねない。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ ここまで守備組織の破綻は見られず
【プラス材料】
ルヴァン杯で長崎に1−2の逆転負けを喫し、続くリーグ前節でもFC東京に0−1で敗れ、現在公式戦2連敗中にある。ただ、長崎の鮮やかなフリーキック然り、FC東京の強烈なミドルシュート然り、決勝点となったゴールはいずれも称賛されるべきクオリティで、チームとして組織的に崩された失点ではなかった。隙を突かれた点は反省材料だが、結果を得るために不可欠な粘り強い守備の共有は変わらずに図られている。
C大阪との対戦を紐解くと、ホームではC大阪が8勝1分7敗とリードしているが、通算対戦成績では16勝1分13敗と湘南が勝ち越している。過去の対戦成績はもとより、湘南としてはFC東京の堅守をこじ開けられなかった前節の経験を生かし、C大阪の堅守速攻に挑みたい。
【マイナス材料】
長崎との開幕節を勝利で飾り、ルヴァン杯を含めて公式戦4試合負けなしと好スタートを切ったが、ここ2試合は黒星を重ねている。守備には安定感がある一方で、開幕からリーグ戦で挙げている3得点はいずれもリスタートからのもの。チームの土台となる攻撃的なマインドを踏まえても、流れのなかでのゴールが欲しい。
特に、前節のFC東京戦ではゲームを通じてシュート2本、開始早々にビハインドを負った後半は0本に終わっている。リーグ戦で2試合続いている無得点はあくまで結果論であり、一定の好機も演出しているが、ゴールを奪うためにはより多くのチャンスの構築が求められる。チームはFIFA国際マッチウィークによる中断期間中に攻撃の課題とあらためて向き合っており、取り組みの成果を結果に映したい今節である。
文:隈元大吾
【プラス材料】
リーグ中断前の神戸戦では、MFオスマルがJ1デビューを果たした。バランスを保つプレーやパスの配給などで一定の活躍を見せたことで、継続起用に目途が立ったのは大きい。
リーグ戦とACLを並行して戦っていたことで選手たちは疲労を蓄積させていたが、チームは今回の中断期間を活用して19日から3日間のオフを設けた。心身ともにリフレッシュが期待でき、湘南戦は充電を済ませて臨めそうだ。
また、負傷していたMF福満隆貴が戦線復帰したことも大きい。中盤左サイドの選手層に不安を残していただけに、彼のカムバックはチームを助けることだろう。
【マイナス材料】
何より、結果が出ていない。公式戦は7試合勝利がなく、最後に白星を手にしたのは2月14日のACLグループステージ第1節済州ユナイテッド戦(1−0)までさかのぼる。前節は、攻守ともに精彩を欠き神戸に0−2の完封負けを喫した。
中盤のキーマンの離脱も痛い。MFソウザが27日に行われた練習で右ハムストリング筋を損傷。彼の不在により、ボール奪取力と攻撃の推進力低下が危惧される。
代表組の疲労も気になる。特にMF山口蛍はマリ戦とウクライナ戦の両方に出場しており、コンディション面に不安を残す。ソウザの離脱と併せて中盤のパワーが落ちることになれば、運動量豊富な湘南に試合を支配され、後手を踏みかねない。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ ここまで守備組織の破綻は見られず
【プラス材料】
ルヴァン杯で長崎に1−2の逆転負けを喫し、続くリーグ前節でもFC東京に0−1で敗れ、現在公式戦2連敗中にある。ただ、長崎の鮮やかなフリーキック然り、FC東京の強烈なミドルシュート然り、決勝点となったゴールはいずれも称賛されるべきクオリティで、チームとして組織的に崩された失点ではなかった。隙を突かれた点は反省材料だが、結果を得るために不可欠な粘り強い守備の共有は変わらずに図られている。
C大阪との対戦を紐解くと、ホームではC大阪が8勝1分7敗とリードしているが、通算対戦成績では16勝1分13敗と湘南が勝ち越している。過去の対戦成績はもとより、湘南としてはFC東京の堅守をこじ開けられなかった前節の経験を生かし、C大阪の堅守速攻に挑みたい。
【マイナス材料】
長崎との開幕節を勝利で飾り、ルヴァン杯を含めて公式戦4試合負けなしと好スタートを切ったが、ここ2試合は黒星を重ねている。守備には安定感がある一方で、開幕からリーグ戦で挙げている3得点はいずれもリスタートからのもの。チームの土台となる攻撃的なマインドを踏まえても、流れのなかでのゴールが欲しい。
特に、前節のFC東京戦ではゲームを通じてシュート2本、開始早々にビハインドを負った後半は0本に終わっている。リーグ戦で2試合続いている無得点はあくまで結果論であり、一定の好機も演出しているが、ゴールを奪うためにはより多くのチャンスの構築が求められる。チームはFIFA国際マッチウィークによる中断期間中に攻撃の課題とあらためて向き合っており、取り組みの成果を結果に映したい今節である。
文:隈元大吾