意外と知られていない? マラガでプレーしたことのある現役選手10選

2021年3月30日(火)18時33分 サッカーキング

マラガでプレーしたことのある選手たち [写真]=Getty Images

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 現在はリーガ・エスパニョーラ2部での戦いが続いているマラガ。同クラブは2010年代初頭に“黄金期”を迎えており、マヌエル・ペジェグリーニ監督(現ベティス)に率いられたチームは印象的な成績を残した。2011−12シーズンにはリーガ・エスパニョーラを4位で終えて翌年のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得すると、初出場となったCLではミラン、ゼニトらと同居したグループステージを首位で通過。ラウンド16ではポルトを2戦合計2−1で破った。準々決勝・セカンドレグのドルトムント戦では後半アディショナルタイムに2失点を喫し、敗退が決定したものの、初出場ながら欧州8強という輝かしい成績を残した。

 CLでの躍進直後からは財政問題が顕在化し、2017−18シーズンを最後に1部の舞台には戻って来られていない。現在は低迷している同クラブだが、今もヨーロッパの最前線で戦い続けている選手たちがかつては在籍していた。今回、マラガでプレーしたことのある現役選手10名をピックアップして紹介していく。

※カッコ内は現在の所属クラブ

◼︎イスコ(レアル・マドリード)
在籍期間:2011−12シーズン〜2012−13シーズン

 マラガ県の小さな町・ベナルマデナ出身のイスコは、2011年夏にバレンシアからやって来た。加入直後からマラガの“エース”としての立ち位置を確立し、2012−13シーズンにはCL躍進の象徴となった。マラガでは通算84試合に出場し17ゴールを挙げている。CL8強を置き土産に、レアル・マドリードへと旅立って行った。

◼︎サンティ・カソルラ(アル・サッド)
在籍期間:2011−12シーズン

 2011年夏に敢行された大型補強の“顔”として、カソルラはマラガへと到着した。スペイン屈指のテクニシャンは2011−12シーズンのリーガ・エスパニョーラで38試合に出場し9ゴール6アシストを記録し、マラガの4位フィニッシュに大きく貢献。しかし、資金面での問題は当時から現れ始めており、シーズン終了後にはアーセナルへと売却された。

◼︎ホアキン・サンチェス(ベティス)
在籍期間:2011−12シーズン〜2012−13シーズン

 ベティス、バレンシアで輝きを放ち、スペイン代表としても活躍していたホアキン。“黄金期”のマラガの中でもとりわけ輝きを放ったウインガーで、2012−13シーズンのCLでは3ゴールを挙げている。

◼︎ナチョ・モンレアル(レアル・ソシエダ)
在籍期間:2011−12シーズン〜2012−13シーズン途中

 オサスナで頭角を現していたモンレアルは、2011年夏にマラガへと加入した。2011−12シーズンは不動の左サイドバックとしてマラガの上位進出を支えたものの、翌シーズンはケガに悩まされる時間も多かった。チームがCLで躍進を遂げる中、シーズン途中にアーセナルへとステップアップを果たしている。

◼︎ウィリー・カバジェロ(チェルシー)
在籍期間:2010−11シーズン途中〜2013−14シーズン

 有名なベテラン選手を中心に強力なスカッドが組まれていた当時のマラガにおいて、守護神を務めていたのがカバジェロだ。2012−13シーズンのCLでもグループステージ最終節のアンデルレヒト戦を除く9試合でゴールマウスを守っており、ヨーロッパの舞台で輝きを放つチームを最後尾から支えた。

◼︎ルイス・アルベルト(ラツィオ)
在籍期間:2014−15シーズン

 ルイス・アルベルトは2013年夏にリヴァプールへと加わったものの、定位置を確保できず、2014年の夏にマラガへのローン移籍を経験した。しかし、マラガではリーガ・エスパニョーラ15試合の出場にとどまっており、翌年はデポルティーボへとローンに出されることに。現在はラツィオの“10番”として、セリエAで存在感を示している。

◼︎サム・カスティジェホ(ミラン)
在籍期間:2014−15シーズン

 マラガで生まれ、同クラブの下部組織で育ったカスティジェホは、2014−15シーズンにトップチーム所属となった。リーガ・エスパニョーラ34試合に出場するなど主力として活躍し、翌年にビジャレアルへと移籍している。

◼︎パブロ・フォルナルス(ウェストハム)
在籍期間:2015−16シーズン〜2016−17シーズン

 カスティジェホと同様に、フォルナルスもマラガの下部組織出身だ。2015−16シーズンは19歳ながらも中心選手として活躍。シーズン終了後にはスペイン代表デビューも飾った。2016−17シーズンはリーガ・エスパニョーラ32試合に出場して6ゴールをマーク。こちらもカスティジェホと同じく、新天地としてビジャレアルを選んだ。

◼︎ディエゴ・ジョレンテ(リーズ)
在籍期間:2016−17シーズン

 レアル・マドリードの下部組織で育ったジョレンテは、トップでの出場機会を求めて2016年夏にマラガへのローン移籍を決断した。マラガで1シーズンを過ごした後、レアル・ソシエダへと完全移籍。今季からは自身初となるプレミアリーグの舞台でプレーしているものの、ここまで公式戦8試合の出場にとどまっている。

◼︎パウ・トーレス(ビジャレアル)
在籍期間:2018−19シーズン

 パウ・トーレスは2018−19シーズンにマラガへの武者修行を経験した。舞台は2部であったものの、通算40試合に出場して昇格プレーオフ進出の原動力に。シーズン終了後はビジャレアルへと復帰し、定位置を確保。現在はスペイン代表にも名を連ねるようになっている。

サッカーキング

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