吉田麻也、大勝のモンゴル戦は「評価しづらい」も「いろんな選手が点を取ったのは…」
2021年3月30日(火)22時52分 サッカーキング
立ち上がりから試合を支配した日本は、前半だけで5点を奪うと、後半に9点を加えて14−0で大勝。吉田はセンターバックの一角として64分までプレーし、大量リードの中でも緩みを見せることなく完封勝利に貢献した。
25日に行われた国際親善試合の韓国代表戦も3−0で制していた日本は、2つの完勝で3月の代表活動を終えることになる。吉田は今回の代表ウィークを振り返って、「2試合目は力の差がありすぎて評価しづらいですけど、1試合目は韓国がもう少し来ると予想していた。それにしても、自分たちがいいパフォーマンス出せたと思っているので悲観していないです。1試合目は非常にレベルが高かったので、あれを相手が強くなってもできるかが一番のポイントだと思います」と振り返った。
また、今回の代表活動では複数選手が代表デビューや初得点を経験。チーム内の競争力向上について、吉田は次のように述べている。
「一人ひとりが死にものぐるいでこのポジションを死守しなきゃいけないし、それが自チームでのプレーにつながるので、高い意識で次の招集に備えることが大事だと思います。チームとしてはもっと強い相手と戦って一進一退のなかで高いパフォーマンスを出す経験を積むことが大事ですし、各々が自チームでそれを経験するのが大事。今そういうチームでプレーしている選手は少ないので、夏に移籍する選手が一人でも多く出なければいけないし、そういうところに身を置くことが一番の近道です。もちろん国内組の選手も今回の合宿でいろんなことを感じたと思いますし、上のレベルで誰かがやれば下も刺激を受けて、チームが上がっていくと思います」
最後に、吉田は改めてモンゴル戦を振り返り、「前半は相手も気持ちを高く持っていてスタミナも残っていたので、そこでいくつ崩せるかが大事だと思っていました。いい形でサイドに展開しながら、長短のパスでバリエーション交えながら相手を揺さぶることができたと思います」と攻撃に手応えを示した。続けて、「満遍なくいろんな選手が点を取ったのはいろんな選手にとって良かったと思います。新しい選手も点を取ったし、取るべき選手もしっかり取ったし、そこは一番良かったかなと思います。ただ、点差が開くと相手が弱かったって言われるし、点取らなきゃ大丈夫かって言われるし、難しいところですね(苦笑)」と、8選手にゴールが生まれたことへの満足感を示した。