日本初開催のフォーミュラE東京大会に2万人が来場。10年目のフル電動レースに世界が注目
2024年3月31日(日)11時42分 AUTOSPORT web
3月29〜30日に東京都江東区有明の東京ビッグサイト周辺で開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権2023/2024年シーズン10第5戦『東京E-Prix』。決勝レース終了後、フォーミュラE PR事務局は大会への来場者数が2万人ということを発表した。
フル電動フォーミュラカーレースで争われるフォーミュラEにとって日本初開催であり、その日本では電気自動車を使用しての初めての公道世界選手権レースということで、大きな注目を集めた東京E-Prix。
決勝日となる30日には、レース直前のスターティンググリッドに岸田文雄内閣総理大臣、小池百合子東京都知事が駆けつけ、会場に集まった観客たちにレース開催の意義を述べた。
レースは、ホームレースとなるニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドとの争いを制したマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・ギュンターが制した。
さらに会場の東京ビッグサイト内には『アリアンツ・ファンビレッジ』と呼ばれる無料のエンターテインメントゾーンが設けられ、観戦券を持っていなくても、レースのパブリックビューイングや車両展示、ステージイベントを楽しむことができた。
そんな決勝日終了後、フォーミュラE PR事務局が大会来場者数を発表。初の東京E-Prixにはファンビレッジを含めて「2万人」が来場したことを明らかにした。また、10年目を迎えたフォーミュラEへの注目度が世界的に高まっていることを発表。内容は以下のとおりだ。
TV視聴者数の増加
シーズン10は、開幕から4レースで累計テレビ視聴者数が 40%増という驚異的な伸びをみせ、シーズン9の6200万人から8600万人へと増加。
ライブ視聴者数の増加
ライブ放送の視聴者数は37%増加し、前シーズンの4500 万人から6100万人に増加
ソーシャルメディアでの拡張
ソーシャルメディアのインプレッションは44%増の3億5100万回に達し、シーズン10におけるフォーミュラEのプラットフォームでの動画再生回数は前シーズンに比べ、134%増の2億6700万回
ウェブサイト/アプリのエンゲージメント
ウェブサイトやアプリを含むチャンピオンシップのデジタルプラットフォームは、前シーズンから28%増の120万人のユーザーを獲得
ファンベースの拡大
シリーズのファンベースは37%拡大し、フォーミュラEへの印象については、「エキサイティングなスポーツ」(30%増)と「革新的なスポーツ」(42%増)という項目が大幅に
増加
レース入場者数の増加
デジタルプラットフォームでの成功に加え、ファン体験とエンゲージメントの強化に継続的に投資した結果、フォーミュラEレースの総入場者数は12%増加
なお、フォーミュラE PR事務局によると、上記データは「市場調査協会の認定を受けたこの調査は、業界標準とベンチマークに準拠していおり、フォーミュラEの魅力拡大に関する信頼性の高い洞察を提供しています」とのことだ。
同事務局はあわせて「フォーミュラEは、主要放送局やデジタルプラットフォームとの戦略的パートナーシップに加え、魅力的なソーシャルメディアコンテンツや革新的なファン体験を提供することで、世界選手権のさらなる飛躍を推し進めております」としている。
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