【巨人】オコエ瑠偉　１番抜擢もうかうかできない理由　狙う「刺客」の存在

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　いよいよ開幕戦を迎える巨人で注目を集めているのは「１番・左翼」での先発出場が濃厚となっているオコエ瑠偉だ。

　オフに現役ドラフトで楽天から加入。潜在能力の高さが認められながら、ここまでなかなか力を発揮できなかったロマン砲が新天地で大きなチャンスをつかんだ。

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　開幕戦前に取材に応じたオコエは「まず、最低限の目標として(1軍を）目指しているところだったので、それは良かったと思います。ここからが本番なので、もう一回気を引き締めて、1からしっかりやっていきたいと思います」としっかり前を見据えた。

　オープン戦打率・３１０、積極的な走塁も評価されている。一時は「野球をやめようと思った」が大きなチャンスがめぐってきた。ただ自身も自覚しているように、継続した活躍が求められる。

　今季の外野ポジションはコンバートとなった丸佳浩が右翼に入り、中堅に新外国人のブリンソン、そして左翼にオコエが入る形。一方でオープン戦を通じて激しく外野手争いをしてきた面々も後ろには控えている。

　開幕は二軍スタートとなったがオープン戦打率・２８６と結果を残したプロ２年目の岡田悠希、再ブレイクが期待されている松原誠弥、一軍メンバー入りした中ではベテランの長野久義、故障から戦列復帰した梶谷隆幸なども虎視眈々とその座を狙っている。

　もちろんオコエも置かれた立場は自覚している。一時は引退まで覚悟した男が本拠地、東京ドームでどんな暴れっぷりを見せるか。サクセスストーリーはこれからが本番だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]