選抜決勝で宿命のライバル対決が実現 過去のデータで見る大阪桐蔭VS履正社

3月31日(金)8時43分 フルカウント

史上初となる決勝での大阪対決、履正社にとって大阪桐蔭は目の上のたん瘤!?

 2017年の第89回選抜高校野球大会はともに大阪府の履正社と大阪桐蔭の決勝になった。

 選抜高校野球では、同一都府県から複数の高校が選ばれることがある。同一都府県高はできるだけ当たらないように対戦が振り分けられるが、勝ち進むと当たることがあるのだ。

 これまで同一都府県同士の決勝は

1938年 愛知県 中京商 1-0 東邦商
1941年 愛知県 東邦商 5-2 一宮中
1948年 京都府 京都一商 1-0 京都二商
1972年 東京都 日大桜丘 5-0 日大三

 の4例があるが、大阪府同士の決勝は史上初。

 なお、夏の甲子園でも東京都、北海道から2校が出場する。また、10年ごとの記念大会ではこれに加え、大阪府、神奈川県、埼玉県、愛知県、千葉県、兵庫県から2校が出場するが、これまで同一都道府県が決勝で対戦した例はない。

 大阪府には、私学7強と言われる強豪校があった、このほど高野連を脱退したPL学園、興國、明星、浪商(現大体大浪商)、北陽(現関大北陽)、近大附属、大鉄(現阪南大高)の7校だ。いずれも甲子園で活躍し、有名なプロ野球選手を多数輩出している。

夏の大阪府大会では11度の対戦がある大阪桐蔭と履正社

 履正社と大阪桐蔭は、これらの強豪校から遅れて台頭し、平成に入ってから屈指の強豪校になった。

 大阪桐蔭は、1983年の創立。1991年に選抜に初出場、以後選抜9回出場(通算19勝7敗=今年の準決勝まで、優勝1回)、夏8回出場(通算29勝4敗、優勝4回)の成績を残している。

 履正社は、1922年の創立。もとは大阪福島商業の校名だったが、1983年に履正社と改称。1997年に夏の甲子園に初出場、以後選抜7回出場(通算12勝6敗=今年の準決勝まで、準優勝1回)、夏3回出場(通算3勝3敗、最高3回戦)の戦績を残している。

 甲子園の戦績では、大阪桐蔭の方がやや上だが、最近の夏の大阪府大会では2強として毎年のように好勝負を繰り広げている。

 夏の大阪府大会でのこれまでの両校の対戦戦績を紹介しよう。

1997年 準決勝 履正社 2-1 大阪桐蔭(履正社が優勝)
1999年 2回戦 履正社 13-12 大阪桐蔭 
2005年 準決勝 大阪桐蔭 11-3 履正社(大阪桐蔭が優勝)
2006年 4回戦 大阪桐蔭 3-2 履正社
2007年 5回戦 大阪桐蔭 7-0 履正社
2008年 決勝 大阪桐蔭 2-0 履正社(大阪桐蔭が優勝)
2011年 準決勝 大阪桐蔭 5-1 履正社
2012年 決勝 大阪桐蔭 10-8 履正社(大阪桐蔭が優勝)
2013年 決勝 大阪桐蔭 5-1 履正社(大阪桐蔭が優勝)
2014年 準決勝 大阪桐蔭 6-2 履正社
2015年 2回戦 大阪桐蔭 5-1 履正社

昨秋の大阪府大会では履正社が勝利

 11回対戦して大阪桐蔭高の9勝2敗。履正社は1997年の初対戦から2連勝したが、以後9連敗。決勝で3度対戦しているが、いずれも大阪桐蔭が勝っている。

 履正社にとって大阪桐蔭は、まさに目の上のたん瘤。大阪桐蔭さえなければ、履正社は甲子園でもっと活躍していたはずだ。

 大阪府大会にはシード制度がないため、2015年はともに初戦である2回戦で対戦した。「事実上の決勝戦」とあって、会場の舞洲ベースボールスタジアムには定員を大きく上回る1万3000人が詰めかけ、満員札止めになった。履正社は昨秋のドラフト1位でヤクルトに入団した2年生左腕・寺島成輝が先発したが、雪辱することはできなかった。

 ただし最近では、履正社が優勢との声もある。昨秋の秋季大阪府大会では履正社が7-4で大阪桐蔭を破った。今大会ではともに4勝0敗で決勝進出となったが、大阪桐蔭が28得点11失点、履正社は27得点10失点。ほぼ同じような試合運びでここまで勝ち進んだ。

 大阪桐蔭は勝てば2回目の優勝、履正社は初優勝。宿命のライバル対決はどちらに軍配が上がるのだろうか?

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

フルカウント

「大阪桐蔭」をもっと詳しく

「大阪桐蔭」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ