恐竜ポルシェ“レキシー”、1戦限りの出場実現。IMSAロングビーチのGTDレースに登場へ
2025年4月1日(火)11時54分 AUTOSPORT web

4月12日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第3戦『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』で、AOレーシングのポルシェ911 GT3 Rをポルシェのファクトリースター、ローレンス・ファントールとシルバーレーティング・ドライバーのジョニー・エドガーがドライブすることが明かされた。
Sportscar365が1月に報じたようにグンナー・ジャネットが率いるチームは、デイトナ24時間とセブリング12時間で7号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)を駆り総合優勝を飾ったベルギー人ドライバーと、AOレーシングのLMP2ラインアップの一員であるエドガーを起用し、GTDクラスに77号車ポルシェ”レキシー”を投入する。
恐竜カラーの77号車ポルシェが普段参戦しているGTDプロは、GTPとGTDのみで争われるロングビーチのイベントには含まれていない。チームを運営するジャネットはSportscar365に対し次のように語った。
「ロングビーチは非常に特別なイベントであり、GTDプロのカレンダーにないのは残念だ。レキシーとAOレーシングのファンの多くが、有名なストリートでレースを戦うレキシーを見たいと言っていた」
「私たちのフルシーズンドライバーは同じ週末にGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)のレースに出ているためロングビーチには参加できない。しかし、ローレンス(・ファントール)とジョニー(・エドガー)という、彼らの穴を埋める素晴らしいメンバーを起用することができた」
「PJ.ハイエット、ポルシェ・モータースポーツ・ノースアメリカ、そしてレキシーとAOのために、この一度きりのGTDレース参戦を実現させるために集まってくれたすべての人に感謝している」

恐竜ポルシェのステアリングを握るファントールは「有名なレキシーをドライブするのをとても楽しみにしている」と語る。
「グランプリ・オブ・ロングビーチは、IMSAのカレンダーの中でも好きなイベントのひとつだ。いつも素晴らしい雰囲気で、イベント全体が特別なものに感じられるんだ」
「AOレーシングの何人かはポルシェRSRプログラムから知っている人たちだ。強力な週末になることを願っているよ」
2月中旬にフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われたIMSA公式テストでマイレージを積んでいるエドガーだが、彼にとっては今回のロングビーチがポルシェでの初レースとなる。
「レキシーとロングビーチでレースをするのが本当に楽しみだ。初めてのポルシェ、初めてのロングビーチでのレースにとても興奮しているよ!」
「とてもエキサイティングなイベントだし、ローレンスとマシンをシェアするのは本当にクールだ。レースに勝つチャンスは充分にあると思う」